29話 ページ31
貴女side
男「まあここには俺と君以外いないわけで」
こちらを向いて気持ちの悪い笑みを浮べている
貴「な、なに…?」
男「俺は君に何でも出来るってわけだ」
貴「は…」
背筋が凍りついた
え、何…怖い…誰か助けて
彼の笑みが私を一瞬で恐怖でいっぱいにさせる
男子は私の頬に手を伸ばした
貴「や…やめて…」
男「そう!俺はその顔が見たかったんだよ!それこそが俺の求める完璧な赤石A!」
何を言っているのか分からない。
徐々に溜まっていた涙がついに頬をつたった
誰か助けて…!うらたんさかたんりつかちゃん!
嫌だ。気持ち悪い。誰か…!
浦「A!!!!」
坂田「大丈夫か?!」
するとドアを蹴破り、うらたんとさかたんが入ってきた
男「な、何でお前らが…!!」
わなわなと二人を指さす男子生徒
そんな男子に構わず二人は私の所に駆け寄ってくる
浦「安心しろ。もう大丈夫だ」
坂田「このロープほどいてあげるから泣かないで?」
開放された私はすぐさま二人に抱きついた
貴「…怖かった。怖かったよぉ…!」
泣きじゃくる私を優しく抱き返しながら二人は突然低い冷たい声で言った
浦「…おい。」
坂田「お前」
浦坂「「俺の大事なお姫様になんて事してくれてんだ」」
うらたん、さかたん…!
男子生徒は短く悲鳴をあげると走って逃げてしまった
貴「ありがとう…二人とも」
坂田「当然のことをしたまでや!褒めて褒めてー!」
貴「うん!さかたんありがとね!」
浦「…あいつ、汚らわしい手でA触りやがって」
うらたんが手をぎゅっと握ってくる
その手の温かさにほっとする
貴「ありがとうらたん!」
浦「A…もう離さない」
はは…うらたん、抱きしめる力強いかなー
坂田「あっ、うらさんだけずるい!俺も!」
.
男「クソっ…クソっ、何だよあいつら!覚えてろよ…!」
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うめ。(プロフ) - トキメキッコさん» それは素敵な病ですね!殴 了解!トキアさんで! (2017年10月27日 16時) (レス) id: d4cbf29191 (このIDを非表示/違反報告)
トキメキッコ(プロフ) - うめっちの作品見たくなってしまうのは病かな? 皆『とうとうトキアは頭が逝かれたようだ』 トキア『漢字ィィィィィ!』 (トキメキッコ→トキア)ってよんでくれ。病..... (2017年10月27日 12時) (レス) id: 8bd1150a52 (このIDを非表示/違反報告)
うめ。(プロフ) - ありがとうございます!!たまにでいいので読み返して貰えると嬉しいです!文才はないです!!(全否定) (2017年10月18日 5時) (レス) id: d4cbf29191 (このIDを非表示/違反報告)
ニコ - うわぁぁぁぁぁー!うらさんかっこいいです〜!もうほんと文才あって羨ましいです!終わりかたも微笑ましくてこの作品がもっと好きになりました。完結してすこし寂しい気もしますが、また、ちょくちょく読みに来ようと思います! (2017年10月18日 0時) (レス) id: 00933cadf7 (このIDを非表示/違反報告)
カイ - オチどっちも見てみたいです! (2017年10月17日 0時) (レス) id: e8cc986683 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:うめ。 | 作成日時:2017年8月22日 22時