和くんの看病 (ページ11)

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和side

『体調、悪くなってきちゃった、、、』

なんか様子がおかしいなと思ってたら、なんと体調が悪かったらしい。

オシャレな控えめの照明のせいであまり見えなかったけど、よくよく見ると顔色が悪い。

和「大丈夫？とりあえず、出よう」

『ごめんね、、』

いつも控えめで、我慢しがちなAがスっとお店を出るなんて、本当に調子が悪いんだろう。

車まで腰を支えて向かうも、どことなくおぼつかない。

和「悪酔いしちゃった？」

『えっと、実は女の子の日になっちゃって、、』

和「あ、そっか、、、」

言いにくいこと聞いちゃったなと反省。

俺は体験したことないからわからないけど、あまりに体調が悪そうで、お腹を抱えるAをそのまま家に帰すのは不安で。

和「俺ん家の方が近いし、うちでいっかい休も？」

『迷惑かけてごめんね、』

和「いいっていいって」

車を出して、なるべく急いで運転するけど、一言も話さずに俯いてるAが心配でたまらない。

マンションに到着した頃には、歩くのも難しいほどに痛みが強くなっているみたいだった。

和「ほら、首に手回して？抱っこするから」

『え、いいよ、歩け、、うっ、、』

和「ほら、痛いんでしょ？いいの、頼ってよ」

申し訳なさそうにするけど、こういう時に頼ってくれないと彼氏の意味ないんだけど？

部屋について、とりあえずブランケットを渡してソファで休ませる。

＿＿＿＿＿しんどそうだな

代われるものなら代わってやりたい