【antsa】公園で出会った彼は-2-【Sibaken】

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夢主視点





「…私の加入に関して、
皆さん各々で思うことがあるかもしれません。
不満に思っている人もすぐに受け入れられない
という人もいると思います。
それは…仕方のないこと、だと思います。
私も皆さんと同じ立場だったら、
皆さんと同じ気持ちになるかもしれません。
だからアンチとか…そういう人がいても
私は別に怒ったりとかは、しません。


…他のメンバーに迷惑をかけるようなことを
しなければ。」





最後の言葉を強調して言う。



私だけに対して叩くとか、誹謗中傷を
するのならまだしも、それで他のメンバーの
迷惑になるというのなら、話は違ってくる。






「私も、正直そのことでアナタシアに
入ろうかどうか迷っていました。
私が入ったことによって何か根も葉もない、
嫌な噂が流れるんじゃないか…とか、
私以外の皆が悪く言われるんじゃないかって…。
でも、芝健が言ってくれたんです。
『Tiaraの皆はいい人ばかりだから、
きっと大丈夫』って。
…それを、信じてみようと思いました。
信じてみようと思ったから、アナタシアに
入ることを決めました。
…すぐに、とは言えません。
無理して好きになれとも、言えません。
自分のペースで、ゆっくりでいいので…。
私のことを、受け入れてくれたら嬉しいな…。
私も、一日でも早く皆さんに認めて貰えるように
頑張りますから…。
ーーーーーどうか、よろしくお願いします。」









ーーーーよし、思ってることは全て言えた。






もう一度、パソコン画面を見つめてから
深く頭を下げる。






まり「ーーーーはい。
まぁ、今日はこんな感じでね、終わろうと思います｡
アナタシアはこれからこの7人で活動していくので
皆さん、改めてよろしくお願いします。」



まりん以外「「「「お願いします！！！！」」」」






〜YouTubeLive終了〜







「…………。」


芝「…A、大丈夫？」

「…あ、うん…。」



パソコンの電源が切れて真っ黒になった
画面をぼうっと眺めていると、芝健に
声をかけられた。





まり「本当に大丈夫？…顔色悪くね？」

「…んー、多分、虐待されていたこと(あのこと)を話したから、だと思う。大丈夫、元気だよ。」

ハ「…Aちゃん、無理して話さなくても
良かったんじゃない？マジで、顔色悪いよ…？」






ハネルくんが私の顔を覗き込みながら
心配そうにそう言った。


私はその言葉にゆっくりと首を横に振った。

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