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いつの間にか寝ていた僕を起こして車を降りたその人を追って多少回復した足を引き摺るように車を出る。
『、、でか、、、、、』
めちゃくちゃでかい。
えっなに、本当にこんなヤーさんの知り合いいるの？
「んだよ、てめぇ失礼なことでも考えてんじゃねぇだろうな。」
睨みながら僕を抱え込む。
『あっ、いや、自分で』
「何言ってんだ怪我人が。まだ立ってんので精一杯なんだろ。大人しくしとけや。」
『なんでバレてるんですか、、』
この人の言う通り足はまだ完全に回復しきってない。
ここで見栄を張って迷惑をかけるのもあれなので言葉に甘えさせてもらった。
「おう先生、いきなりで悪かったな。」
「大丈夫だよ、左馬刻くん。珍しく電話もあったし、」
本当に知り合い、、、なんなら仲が良さそうにみえる、、、、
僕を診察台の上に寝かせてから"先生"と会話し始めた"左馬刻"さんは一通り僕のいた状況を話して
「じゃあな」
と素っ気なく部屋を出ていった。
─
「私は神宮寺寂雷。ここ新宿で医者をしているよ、えっと、名前を教えてくれるかな」
穏やかな笑顔で僕の顔を覗き込んで挨拶をしてきた先生はすごく綺麗な人だった。
綺麗な髪で肌で、何もかもを喋ってしまいそうになるような雰囲気。
『ぁ、あの、A、です、山田A、』
「ありがとう。一郎くんの弟くんと似ていたからそうかも、とは思ったけど本当に弟くんとはね。」
そう言って頭を撫でてくれる。
『え、と、兄をご存じなんですか、？』
"一郎"と先生は言った。何らかの繋がりがあるのだろう。
「そうだね、昔の仲間、同朋、とでも言うべきかな。」
懐かしそうに僕の目を見て話す先生は神様みたいだった。届かない存在のようなもの。
左馬刻さんも綺麗な顔立ちだったけれどそれとはまた違う、神聖なもの。
そんな事を考えていると「私の顔になにか付いているかい？」と少し困って笑う先生に気付いてめちゃめちゃ謝った。ごめんなさい。
「さて、何があったか、、、聞いても大丈夫かな、？無理にとは言わないけれど。」
そうだよな、うん。病院の先生だしこんな中学生が夜に治安の悪い路地裏に裸で倒れ込んでたなんてただ事じゃないもんな。
『あの、、、、兄さん達には内緒に、して下さいますか、？』
バレてはいけないのだ。
これだけは墓まで、いや、次の命があるとしたらそこまで持っていかなければいけない。
「ああ、約束しよう。誰にも喋らないよ。」
そう、絶対に。
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リエル(プロフ) - ううううううううう…終わってしまった… (2019年4月3日 23時) (
レス) id: 4f0744403a (このIDを非表示/違反報告)
春斗(プロフ) - わあああ独歩とのおまけ有難う御座います好きですぅぅ…………兄弟もとい家族愛的な関係とてもよきですた……何かあった時に一郎達とは別に頼れるお兄さんで優しく見守っててくれる感じがとても微笑ましいというかもう尊い……有難う御座いました(*´ω｀*) (2019年3月27日 2時) (レス) id: 8cfab7cc4c (このIDを非表示/違反報告)
黒猫(プロフ) - 既に投票済みです……だと……？！ (2019年3月1日 16時) (レス) id: 77336b66d1 (このIDを非表示/違反報告)
春斗(プロフ) - それと、もし宜しければ独歩とのおまけもあの…是非……！！！！！！！ (2019年3月1日 2時) (レス) id: 8cfab7cc4c (このIDを非表示/違反報告)
春斗(プロフ) - コメント失礼致します。ドシリアスな中にちょいちょい挟まれるギャグがとても良い味を出してて、あの、全体的に好きです。(語彙力)取り敢えず四男君をずっとあれしてた男はウサポリ公にガチでしょっぴかれてたら良いなって思いました。 (2019年3月1日 2時) (レス) id: 8cfab7cc4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：須臾 | 作成日時：2018年12月5日 22時
