[おまけ]碧棺左馬刻 ページ32
『ひ、ひゃあ、!!な、なんでもないですってば!』
「あ゛!?てめぇから誘ってきたんだろうが!」
『誘ってません〜〜〜!!』
うっなんで左馬刻さんの家の布団で泣きべそかく羽目に、、
ただあの日あったことをどう思ってるかだけ聞こうと思っただけなのに、それですぐ帰ろうと思ってたのに!!
『う゛〜〜〜さ゛ふ゛に゛ぃ゛〜〜』
「うっせ!!俺の前であいつらの名前呼ぶんじゃねえよダボ!」
『ごべんなざぃ、、』
「おめぇあんなのを俺様がキスだと思ってるってのか?」
『ぁ、、すみません、、』
「いいかぁ、キスってのはなぁ、」
『あっあっいいです、もう分かりました。理解しましたごめんなさい家に帰して下さい、』
大体流れを把握してきた。最近なんだかこんな雰囲気が流れる事が多い。
「いいじゃねえか一晩くらい。俺様が特別に優しくするぜ?」
『兄さん達に怒られるんですよ〜!』
「てことはあいつらにバレなきゃいいんだな?」
『はい??いや、ちがっあ、ん』
や、やられた、!どうして僕はあこう頭が悪いんだ!さぶにぃみたいに頭が良ければこんなことには!
「ほらゃ黙っててほしけりゃ足開きな」
『、!は、、ぁ、ゲホ、グッ、、、ゴホ、!』
「どうした!?気持ち悪ぃのか?ここなら平気だから吐いてもいいぞ、チッどうしたってんだ。」
気持ち悪い。目が回る。体の震えが止まらない。寒い。あの路地裏みたいに。
『ヒュ、、は、ゲ、、ホ、ぅあ、、』
目の前が暗い。あの路地裏みたいに。
「身体起こせ、背中さすってやる」
『う゛、、出ちゃう、ッ』
「俺の服なんざ気にしなくていいから早く吐いちまえ」
抱きしめられながら背中をさすられて蹲っていたが既に限界。あの時が頭から離れていかない。
『ぐ、ゲ、、、ホ、ガハ、、、、は、』
汚い音をたてて流れていく。彼の服も布団も汚してしまった、どうしたらいいのだろう。
『ご、べ、、、、んなざ、グズ』
震える体を抱きしめて大丈夫、大丈夫だから、と泣く僕をあやしてくれたあの人は本当にあの人だったのだろうか。
太陽か、月か、女神か、天使か、
あるいは兄か。
『ぅ、、』
「おお、目覚めたな。」
気が付いたら綺麗な布団の上で綺麗な洋服を着て寝ていた。
『ぁ、ごめんなさ、』
「またそれかぁ!?いい加減泣くのと謝る癖直しやがれ、」
今日は、と。
「あの頃とは全く違う幸せを感じさせてやる」
僕の胸を這う手を払うことはできなかった、誰かの手に似ていたから。
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リエル(プロフ) - ううううううううう…終わってしまった… (2019年4月3日 23時) (レス) id: 4f0744403a (このIDを非表示/違反報告)
春斗(プロフ) - わあああ独歩とのおまけ有難う御座います好きですぅぅ…………兄弟もとい家族愛的な関係とてもよきですた……何かあった時に一郎達とは別に頼れるお兄さんで優しく見守っててくれる感じがとても微笑ましいというかもう尊い……有難う御座いました(*´ω`*) (2019年3月27日 2時) (レス) id: 8cfab7cc4c (このIDを非表示/違反報告)
黒猫(プロフ) - 既に投票済みです……だと……?! (2019年3月1日 16時) (レス) id: 77336b66d1 (このIDを非表示/違反報告)
春斗(プロフ) - それと、もし宜しければ独歩とのおまけもあの…是非……!!!!!!! (2019年3月1日 2時) (レス) id: 8cfab7cc4c (このIDを非表示/違反報告)
春斗(プロフ) - コメント失礼致します。ドシリアスな中にちょいちょい挟まれるギャグがとても良い味を出してて、あの、全体的に好きです。(語彙力)取り敢えず四男君をずっとあれしてた男はウサポリ公にガチでしょっぴかれてたら良いなって思いました。 (2019年3月1日 2時) (レス) id: 8cfab7cc4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:須臾 | 作成日時:2018年12月5日 22時