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『ここでいいんですか？』
「おう、ありがとな。二郎、三郎お前らも手伝え」
あれから「全員で寝よう！」といちにぃが言い出して今に至る。
リビングに皆の布団を敷き詰めて横になる。
僕が真ん中で。
『あの、こんな、』
わざわざ僕のためにこんな事までさせて、、気を使わせてしまっただろうに。
「俺たちはそんな事全然気にしてないし、Aが明るくいてくれることが1番なんだ。だからそんな暗い顔しなくていいんだぞ、」
いちにぃが頭を撫でてくれる。
さぶにぃも抱き締めてくれているし、じろにぃだって手を握ってくれている。
僕が迷惑をかけまいとする事で、自分を隠すことで兄たちを悲しませてしまっていたことに気づけなかった。僕の失態。
『、う、ｯごめんな、ﾋｸ、ごめんなさ、い、ｯ』
僕は山田の四男。それだけだったのだ。何を気を張って生活していたのだろう。
兄たちが僕を嫌うことなんてないのに。いつだって側にいてくれたのに、
それを信じられなかったのは僕だ。
いや、信じていなかったわけじゃない。分かっていたのに、信じていたからこそ、怖かった。
この温もりから離れる時が来てしまうのが。
所詮は自己満足な行為だったのかもしれない。ああすることで、自分の無力さを押し込んで。兄たちの為に、と錯覚していたのだ。
『ぼ、く、、ｯ兄さん達のこと、ｽﾞ､だい、だいすきですｯ、ｧ、ずっと、』
言えなかった。怖くて。
兄たちはいつだって待っていてくれたのに。
「おう、俺もだぞ」
「俺もだよ、」
「僕も」
涙でシーツの色が濃くなっていく。乾いてしまえば見えなくなって、そこにはないようになる。
しかしそこには過去の事実が染まっているのだ。
僕らの兄弟としての絆と同じように。染み付いて滲んで、見えなくなって当たり前になったお互いの存在のように。
『これからも、ずっと、ずっとずっと、』
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リエル(プロフ) - ううううううううう…終わってしまった… (2019年4月3日 23時) (
レス) id: 4f0744403a (このIDを非表示/違反報告)
春斗(プロフ) - わあああ独歩とのおまけ有難う御座います好きですぅぅ…………兄弟もとい家族愛的な関係とてもよきですた……何かあった時に一郎達とは別に頼れるお兄さんで優しく見守っててくれる感じがとても微笑ましいというかもう尊い……有難う御座いました(*´ω｀*) (2019年3月27日 2時) (レス) id: 8cfab7cc4c (このIDを非表示/違反報告)
黒猫(プロフ) - 既に投票済みです……だと……？！ (2019年3月1日 16時) (レス) id: 77336b66d1 (このIDを非表示/違反報告)
春斗(プロフ) - それと、もし宜しければ独歩とのおまけもあの…是非……！！！！！！！ (2019年3月1日 2時) (レス) id: 8cfab7cc4c (このIDを非表示/違反報告)
春斗(プロフ) - コメント失礼致します。ドシリアスな中にちょいちょい挟まれるギャグがとても良い味を出してて、あの、全体的に好きです。(語彙力)取り敢えず四男君をずっとあれしてた男はウサポリ公にガチでしょっぴかれてたら良いなって思いました。 (2019年3月1日 2時) (レス) id: 8cfab7cc4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：須臾 | 作成日時：2018年12月5日 22時
