検索窓
今日:1 hit、昨日:3 hit、合計:278,279 hit

12 ページ13

今日の役目は終わった。

しかし動くことが出来ない。
胸あたりから何かがせり上がってくる感覚が押し寄せてくる。

『ゲホ、コホ、』

咳が止まらない。
胸が痛い。息が上がる。

男はもう立ち去った。
今僕を見ている人は誰一人としていない。

『ゴホ、ッ、、ゲホ、っゴ、プ、はぁ、は、』

出してしまった。
さてどうした。
目の前は血で染まり、瞳が揺れる。
手も足も動かない。
あの時と似たような感じ、左馬刻さんが助けてくれた、あの日。

喉に血が絡まって上手く息が吸えない。
意識が朦朧としてくる。
目の前が歪んでくる。
最近よくある涙か、それともただ単にしんどさから来るものなのか。は分からないが確かに目の前の情景は揺れ、肩は上下に激しく動いている。

変な汗が出てきて本能的な「死」を感じた。
ここで誰も呼べなかったら、来なかったら誰にも知られず息絶えることになるのだ。きっと。

力を振り絞って電話を開く。
あの"お兄さん"に。



「はい、観音坂です、が、」

『はぁ、は、ッゴホッ、どっ、ぽさ、ゲホゲホ、ッ』

電話しながらでも口から赤いものは出てくる。
僕の中の汚れた部分なのかもしれない。
見られたくない部分。

左馬刻さんにも先生にも一二三さんにも独歩さんにも勿論家族にも。
しかし今ここで死にたくはない。

「ど、どうしたんだ、!今どこにいるんだ、!?」

電話越しに焦っているのが分かる。
もう返事をしていられる程気は残っていなかったけど。






────

ひ、ひぁ、、、咳、性癖なんです、、、スラッシュスラッシュスラッシュ

血を吐いてもがき苦しむの最高じゃないですか、、、、、?(?)

ここから咳させたい欲が爆発する(かもしれない)のでいやらしいのは少なくなるのかなんなのか、、、、、、??ごめんなさい、、

13→←11



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (387 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
730人がお気に入り
設定タグ:ヒプマイ , ヒプノシスマイク , 男主   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

リエル(プロフ) - ううううううううう…終わってしまった… (2019年4月3日 23時) (レス) id: 4f0744403a (このIDを非表示/違反報告)
春斗(プロフ) - わあああ独歩とのおまけ有難う御座います好きですぅぅ…………兄弟もとい家族愛的な関係とてもよきですた……何かあった時に一郎達とは別に頼れるお兄さんで優しく見守っててくれる感じがとても微笑ましいというかもう尊い……有難う御座いました(*´ω`*) (2019年3月27日 2時) (レス) id: 8cfab7cc4c (このIDを非表示/違反報告)
黒猫(プロフ) - 既に投票済みです……だと……?! (2019年3月1日 16時) (レス) id: 77336b66d1 (このIDを非表示/違反報告)
春斗(プロフ) - それと、もし宜しければ独歩とのおまけもあの…是非……!!!!!!! (2019年3月1日 2時) (レス) id: 8cfab7cc4c (このIDを非表示/違反報告)
春斗(プロフ) - コメント失礼致します。ドシリアスな中にちょいちょい挟まれるギャグがとても良い味を出してて、あの、全体的に好きです。(語彙力)取り敢えず四男君をずっとあれしてた男はウサポリ公にガチでしょっぴかれてたら良いなって思いました。 (2019年3月1日 2時) (レス) id: 8cfab7cc4c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:須臾 | 作成日時:2018年12月5日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。