彼シャツ by浦島坂田船 ページ19
-緑-
「うーらったん!」
「おっ、お前……なんで俺の服っ!!」
「着させていただきました」
うらたんの服、めっちゃ大きい。膝よりちょっと上くらい。……うらたん、こっち見てくれない。
無理矢理でも目を合わせようとうらたんの顔をこっちに向けようと、私の手で挟んで目を合わせると、
「っ〜〜///」
「う、うら、たん?」
「お前、、それ、誘ってんの…?」
「えぇ…?」
「はぁ……じゃあ、
分からせてやるよ」
-紫-
「んふふ、Aはかわええなぁ…」
「んー!ほっへひっはらあいで!(ほっぺ引っ張らないで)」
「いやや。それに、俺の服まで来てくれて…」
絶賛、まーしぃにいじられてます。ほっぺた引っ張られて?それも、抱きついてくるの。可愛いのはどっちだか。
そんなことを考えてると、突然まーしぃが、
「なーなー、もっとイイことせぇへん?」
「??」
突然、何を言い出すんだろう。いいことって、浦島坂田船のグッズを買いに行くとかかな!?それなら、私絶対行く!!
「勘違いしちゃぁ、アカンで?お姫様」
耳元で吐息たっぷりにそう言って、私を抱き上げた。…と言うより、担いだ。肩の上で暴れる私をなだめるように、
「まーまー、お楽しみはこれからやで〜
A」
-赤-
「A〜?勝手に俺の服着ちゃアカンねん、部屋もダーメ!!」
今は、さかたんにお叱りを受けています……。遡ること10分前……
「ふんふ〜ん♪さかたんの部屋〜♪」
いつも通りさかたんの部屋に勝手に入って物を物色していて、ふと思った。
さかたんの服を着よう。
謎の好奇心が湧いてきて服を探して、やって見つかったからその場で即着替えたんだけど、そこでさかたんに見つかって、今に至る。
「もうっ!本当にこれからは気を付けるんやで!」
「許してくれるの…?」
「そ・れ・は……
今から楽しませてくれるならな」
-黄-
「センラ〜お帰りぃ…!!」
「A〜…!?なんで僕の服着とるん!?」
「へへ、センラをビックリさせたくて!」
センラの服めっちゃ大きい…ほぼ、ワンピース状態。これ可愛い。
「ダメだった…?」
「な、なな!?そんな訳ないやろっ///」
顔が真っ赤になって手に持っていた鞄で顔を隠してしまった。……センラ、動揺?しまくってるね。なんか、、申し訳ない。
「でも、悪い子にはお仕置きやね」
「え…?」
「今日の夜を楽しみにしとき
いっぱい愛してあげるから」
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作者名:音音 | 作成日時:2018年10月21日 5時