また明日 33 ページ37
「どうした、渉君…」
「!?!!?」
突然、名前で呼ばれたからか!?が頭に浮かんでるのがよく分かる。
話の内容は、軽音部で今度どっかに遊びにいかないかという物だった。詳しく言うと、まーしぃ発案の意見らしくて前、私がうらたんの家から帰ったあとの話らしい。
残念だけどすごく、楽しみ…
「あー、夏休み中とかは…??」
「あっ、それい」
「おーい、浦田君に花月さーん??なんで喋ってるのかなー??」
うらたんが途中まで言ったところで、藤吉先生に遮られてしまった。
黒い笑、怖いです。藤吉先生
「「す、すいません……」」
大人しく引き下がり、黙りましたが、もう少し喋っていたかったなぁ…。と、思ってしまった。普通は静かにしなくちゃいけないんだけどね。
「ふふふ、Aも恋する乙女やのぉ…ぐふっうふふ」
後ろからトントン背中を叩かれ振り向けば、ニヤニヤしたくろちゃんが。恋する乙女って…なにもニヤニヤしなくても良いじゃないですか…。
「あれー次は黒木さん??静かにしましょうねー??」
「アッ…スイマセン」
先生、黒い笑怖いですって…。
くろちゃんは机から身を乗り出していたのをやめ、背筋をピンと張って席にキチンと座った。
さずが、先生ですね。
*
「お、お、終わったあああ!!!!下校やああああ!!?!!」
「黙れ坂田」
「まーまー、ほら、くろも居るんですし、落ち着いて帰りましょ?」
なんですか、この、カオス的な状況…。くろちゃんと帰るはずが、うらたんとまーしぃはまだしも、さかたんとセンラ君まで来るとは…。別に嫌な訳じゃないよ…!?
とにかく、お家に帰りましょう、ね…。
「おーい?Aー?顔が死んどるで?…あ、坂田を呼ぼう」
「なにー?まーしぃ」
「Aの生存確認を」
「ラジャ!!!」
うっ、その声も頭に響くんです。敬礼してるさかたんは悪くないよ…?体調が最大の罪だよね。……、うらたんとセンラ君とくろちゃんはどうした…。
あ…、うらたんとくろちゃんでなんか争ってる…。センラ君、頑張れぇ…。
「Aー?大丈夫?…あ、熱測るで。おでこ見せてみー」
素直に前髪をあげて、おでこをだす。さかたんがソッと手を当ててくれた。
さかたんの手は冷たくて心地がよくて、もっと当ててほしいくらい。指も綺麗で羨ましい…。
「うーん…ちょっと、合わせてええ?」
「うん?よく、分かんないけど、良いよ…?」
そう言うとさかたんの顔が近づいてきて、コツンと音がなった。
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ねおまる。(プロフ) - 楽しみにしていただけると嬉しいです。長文失礼しました (2019年6月10日 7時) (レス) id: 63d64e5b62 (このIDを非表示/違反報告)
ねおまる。(プロフ) - さくさん» こんにちは。初めまして。先程返信したねおんです。いまはねおまる。という活動名で活動していますが、音音(ねおん)で間違いないです。こちらに今の作品がありますのでよければ見ていただけると嬉しいです。もちろん、ありがとう、また明日も続編を考えておりますので (2019年6月10日 7時) (レス) id: 63d64e5b62 (このIDを非表示/違反報告)
ねおん - さくさん» 唐突の作り垢で失礼します。音音(ねおん)です。実はアカウントがログインできなくて...。今は違うアカウントでやっています。今度その垢で続編作ろうと思うので楽しみにしていてください...!!この作品を楽しみにしていてくれたのに本当にごめんなさい... (2019年6月10日 7時) (レス) id: eca6a70c87 (このIDを非表示/違反報告)
さく - 更新が止まってます!もどってきてください!(´;ω;`)続き楽しみに待ってます…! (2019年6月4日 11時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
音音(プロフ) - イチゴミルク?さん» okー!!ごめん!! (2018年11月5日 16時) (レス) id: 3e04bdda85 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:音音 x他1人 | 作成日時:2018年10月20日 12時