ありがとう、また明日【うらたぬき】

また明日 16 ページ19

halyosyさん 藤吉 春輝
3-B担当

過去最高172位…ありがとうございます!!
----------ｷﾘﾄﾙ----------
ｕｒａｔａ ｓｉｄｅ


「ミスコン…なんか怖いなぁ」


「Aなら優勝だろ」


「うらたさん…まさか…」


俺はまーしぃの言いたいことがすぐ分かったので口にクッキーを突っ込んで喋らせるのをやめさせてあげた。


本人の前でそれもよりによってコイツらの前で公開告白とか本当にやだ。フラれたらからかってくるだろ…絶対。


「曲を作るのは良いとして、ミスコンどうやってうちの部、アピールします?」


「センラ〜、家庭科部のやつらに衣装作ってもらえばエエんちゃう?」


「あっ、あの…」


坂田とセンラが色々喋ってるなかAがおずおずと切り出した


「ん?どうした」


「うらたん、自分で衣装作っちゃダメですかね…?」


自分で…?衣装…?…え!?突然のことにうまく頭を回転させ、


「A、作れんの!?」


「一応…」


「すげぇ…」


自分で衣装作るとか天才かよ、その発想。昨日泊まって分かったけど、多分Aは家庭科の成績、完璧だわ。


「凄いなA」


「俺なんて、料理作ると真っ黒焦げになっちゃうんよ…どうやったらあんな上手くいくん?」


「「真っ黒焦げ…」」


あ、待って。ヤバい、ハモった…ど、どうしよ…あ、Aは?……困ってる…?と、とりあえず喋ろう


「真っ黒焦げになるのはよく分かんねぇけど、衣装作るのは全然ok」


「やった…!…あれ、でも生徒会が用意って藤吉先生言ってた気がする…」


「そんなん、生徒会に正面突破すればええ話やん」


「志麻君、それは軽音部が問題児扱いされるのでセンラは嫌です」


センラって自分のこと僕かセンラかどっちかなんだよなぁ…ん、なんの話だこれ。
ま、いいや。今日まとまったのは学園祭のミスコンにAが出て、オリジナル楽曲を作り、軽音部は一位を取る…ってとこだな。


「ま、学園祭まで2ヶ月!5人で頑張るか!!」


「「「「おー!!!!」」」」


新しく入ったAを含め、俺たちの活動と俺の恋は始まったばかりだ。


うん。で、どうしよ。何しよう…暇なんだけど


「暇過ぎません?何かしましょうよ。それか外に行きますか?」


「あ、Aそれな。俺、暇すぎてﾀﾋそうなんやけど…」


「分かるわぁ…なんか今は僕、演奏の気分じゃないんですよね…」


「センラ君、それな。今日は演奏の気分じゃなくなってん…」


はぁ…しょうがないなぁ…


「じゃあ…」

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