白布家の白布サン “3” 【HQ】

100 ページ16

鷲匠 「ほう…さすがだな。若利のスパイクを1本で

それもAパスで返すとは。」




よかったぁぁぁ


ギリっギリまでAパスで返せるか不安だったから……



綺麗に瀬見さんに返って助かった。




瀬見 「お、ナイスレシーブ！」





うう、スパイク打ちたい！



けどリベロだから打てないんだよなぁぁ



悔しい！



リベロってサーブも出来ないからね……




楽しいけど、元々セッターでスパイクも得意だった私からするとかなり辛い




まあ、もう慣れたけど。





このあとも、牛島さんのスパイクは止まらず




まあほとんど私が拾ってるから、そんなに点は入ってないはず。




でもレギュラーメンバーに勝てる訳もなく



25-20で、レギュラーメンバーが勝利した。




『あとちょっとだったのになぁ。』




川西 「いやいや、牛島さんのスパイクほぼ全部拾っただけですげぇよ。」




山形 「俺でも取れるかわかんねぇや」



『えへへ、１回拾って見たかったんですよね！牛島さんのスパイク！』



牛島 「あんなに簡単にあげられるとはな。さすがだ。」



『ありがとうございます！』




今日、白鳥沢の練習を見てわかったことがある




賢二郎は劣勢の時、必ず牛島さんにあげる



そして天童さん、あの人は相当厄介なブロッカーだ。
推測がすごい。ゲスモンスターって感じだ。


五色くんはストレートの使い手って感じ。
ストレートをしっかり閉めても、更にその内側からきわっきわのラインショットを打ってくる。





あとはまあ言わずもがな牛島さんの左利き搭載の火力は最強クラスのスパイク。

でもサーブは威力重視な分、精度が低いということ




五色 「牛島さん！今日は俺の方がストレート決まってましたね！」




牛島 「すまない。拾われすぎた」



白布 「お前、いちいち張り合ってて疲れねぇの？」



『そんないちいち張り合うなんて、余程の自信家なんだね』






瀬見 「こわっ。あの双子…辛辣すぎんだろ」





『あ！じゃあ私そろそろ失礼します！』




白布 「は？せっかく来てんだから一緒に帰りゃいいだろ。ちょっと待ってろ」



『はーい。』




優しいのに、元ヤンみたいな喋り方するからなぁ賢二郎は。



全くダメよ。






これじゃあモテないだろうな。




てか、そろそろテストじゃん。




やばい。田中と夕は大丈夫なのだろうか……

101→←99

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す