白布家の白布サン “2”【HQ】

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「ねぇねぇ、白布さん！」


『Aで良いよ。』



「ありがとう！Aちゃんは、孤爪くんと仲が良いの？」


『いとこなの。』


「いとこ！なるほどねぇー！」



「は！？おい、研磨聞いてねぇぞ。」



孤爪 「言ってないし…ていうか聞かれてないし…」



「羨ましいぜ…」


「研磨、位置変われよ…くそっ…！」



孤爪 「やだ。」




なんかだんだん周りに人集まって来ちゃった



研磨こういうのあんまり好きじゃないだろうし、とりあえず自分の席に戻ってもらわないとね


研磨が可哀想だし。



私もちょっと疲れたし。



『ごめんね…お話したいのは山々なんだけど、少し疲れちゃったからまた今度でも良いかな…？』



「うん！もちろんだよ！あ！あとで連絡先だけ教えてね〜」



『ふふ、わかった。あとでね。』




孤爪 「A、猫被りすぎ。」




『そりゃね。被るよ。』





と、こんな風に私の音駒での生活は過ぎていった




本当にあっという間だったなぁ。




1週間って長いようで短いんだね。




最後の日には皆が寄せ書きくれたよ。



優しすぎでしょ……




まあ、私は泣いたりしなかったけどね。




そんなんで泣くほどじゃない。




賢二郎がIH全国で決勝まで行けなかった って聞いて泣いたくらい。






そしていよいよ明日。





国平高校との練習試合。




それを見届けてから私は宮城に戻る。




リエーフくんと研磨、合うといいな。

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