反面教師.2 ページ41
Aの体を包み込むように抱きしめて離さない昌平君。普段接している友人達とはまた違った大人の男の香りに、彼女もまたドキドキと胸が高鳴っていた。
それでも、先生の想像を絶する多忙さを理解しているからか、「今日もお疲れなんだろう」と勝手に解釈して、甘えてもらう事にした。
A「先生…いつもお疲れ様です。
私で良ければ、癒しになるか分かりませんが
いっぱい…甘えてください」
そう言って、Aからも昌平君を
抱き締めるように腕を回した。
昌平君 「…っ！！？」
まさか彼女の方からそんな事を言ってくれるとは思わず、嬉しさで歯止めが効かなくなりそうだった。
今すぐにでも、甘い彼女の全てを味わい尽くしたい煩悩を必死に誤魔化すように、とにかく口を動かした。
昌平君 「お前は、
戦が終わった後にこそ必要な人間だ。
戦前に子ども達に歌を教えていただろう…？
今やその美しい子どもの歌声に、
町がより活気づいていると評判になっている」
A「そうだったのですか！？
…嬉しい///」
照れるように微笑んで縮こまる彼女が可愛らしくて、見たら理性が吹っ飛ぶので、必死に目を瞑る。
昌平君 「今回の功績も申し分ない。
Aも軍師学校で、共に教鞭を取らないか？
そこで子どもに音楽というものを教えてもいい。
子供たちにもきっと…
未来につながる大切な学びになるだろう」
A「わ、わたしが先生にっ！？
考えた事もありませんでした…。
ふふっ…もしそうしたら、
介億先生と同僚になるのですねっ！」
昌平君 「…そうしたら、俺とも同僚だが？」
楽しそうに笑う彼女に油断して、
つい目を開けて下を見てしまった。
A「先生は……
私の中でずっと大切な先生ですから…」
Aの可愛らしい表情を見たら、
時が止まったように…
抑えていた何かが激しい音を立てた崩壊した。
手を彼女の頭に回して、
逃げられないようにその唇を奪う。
A「んっ……！」
驚きでぱちっとその大きな目が開いても、
気にする余裕もなく、
甘くて柔らかい唇に病みつきになった。
逃げようと必死にもがいても、計算された昌平君の範囲に入ってしまった以上、力を使わなければ勝てなかった。だが、味方に…しかも先生に乱暴なんて出来るはずもなく、その間にも好きなように舌を吸われ、歯茎を舐められキスだけで全身が溶かされた。
やっと離れた唇は、
その激しさが物語るように銀の糸が垂れた。
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イルカ - とっても面白いです！！続きが気になって気になって… 更新、楽しみにしてます！ (2020年11月11日 16時) (
レス) id: 4dcbd5d17d (このIDを非表示/違反報告)
09kokoa(プロフ) - のだめさん» のだめさん。リクエストありがとうございます！明るいシリーズ書きたかったので早速書いてみますね！ (2020年11月3日 22時) (レス) id: 32e2b69621 (このIDを非表示/違反報告)
のだめ - このシリーズの４？くらいで、もしも結婚したら的な小話あったじゃないですか、、リクエストで、呉鳳明と項翼、白麗の3人も見てみたいです (2020年11月3日 21時) (レス) id: 23c6c86966 (このIDを非表示/違反報告)
09kokoa(プロフ) - 鮮花さん» リクエストありがとうございます！こっちか、外伝の方に書いてみますね！ (2020年10月24日 19時) (レス) id: d89cc95811 (このIDを非表示/違反報告)
鮮花 - リクエストで、番外編で昌平君との話を見てみたいです。「甘めで (2020年10月23日 20時) (レス) id: 23c6c86966 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：09kokoa | 作成日時：2020年10月6日 22時
