天上天下.4 ページ10
彼女が一閃する度、
周囲にまき散らされる紅い花びら。
月夜に舞い散る花の香りが、
ここが血生臭い戦場だと忘れる程……美しかった。
龐煖 「この龐煖に血を流させるとは……。
お前を妻に迎え入れ、屈服させて
我が唯一の武神だと、証明するッ!!」
信 「くそォッ!…好き放題言いやがって!!」
惚れている女が戦っているのに、見てるしかできない自分がもどかしい。
だが…ほかの男たちも同じ気持ちで、自分の命を投げ出してでも
いつでもAを助けられるように、歯を食いしばって武器を握りしめた。
シュタッと綺麗に着地したAは、
もじもじと恥ずかしそうに
目をうるうるさせる。
A「ごめんなさい…。私…
結婚は好きな人と…したいんですっ//」
ドシャッッッッ!!!!と
龐煖の心に恋の雷が落ちる音が響いた。
龐煖 「…………ッ///!!!!!」
信・羌瘣・飛信隊一同
「「「かッ可愛いいいッ!!!///」」」
キュンキュン♡
彼女の魅力に、全員が戦場であることを忘れそうだ。
龐煖 「ならばッ!それが我であると、
今一度…天に指し示してやろうぞ!」
フンッと鼻息を荒く、矛を振り回す龐煖。
ふふふっ…とAも楽しそうに笑うが、その殺気が肌を突き刺す。
A「しつこいと……嫌われちゃいますよ……?」
まるで、小悪魔のように微笑む。
そして、二人は再び刃を打ち合う。
龐煖 「…!(この女ッ…、動きを読んでも、さらに速く動くのか…!)
まさに、武の「力」と「速さ」の勝負だった。
人の身を外れたその闘いに、兵士たちは見つめるしかなかったが、
二人はまるで踊り合うように、火花を散らして命を輝かせていた。
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愛羅(プロフ) - こちらこそよろしくお願いいたします。 (2020年10月2日 19時) (レス) id: 2129d10c64 (このIDを非表示/違反報告)
09kokoa(プロフ) - 愛羅さん» いえいえ!変なミスばっかりでお恥ずかしいです。速さだけは頑張ろうと思ってるので、よろしくお願いします! (2020年10月2日 18時) (レス) id: d89cc95811 (このIDを非表示/違反報告)
愛羅(プロフ) - 変更ありがとうございます。コメントして、直ぐに対応してくださったなんて、感激です。 (2020年10月2日 17時) (レス) id: 2129d10c64 (このIDを非表示/違反報告)
09kokoa(プロフ) - 愛羅さん» 愛羅さん。教えて頂き、ありがとうございます!さっそく修正しました。素敵と思って頂きありがとうございます。ご要望あればどしどし下さい〜! (2020年10月2日 17時) (レス) id: d89cc95811 (このIDを非表示/違反報告)
愛羅(プロフ) - コメント失礼致します。41ページ目の蒙恬からのプロポーズの名前変換が上手くいきませんでした。このお話の描写や、ストーリー展観等とても素晴らしいと思って、読ませていただいています。私個人の我儘なお願いではありますが、変更宜しくお願い致します。 (2020年10月2日 17時) (レス) id: 2129d10c64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:09kokoa | 作成日時:2020年8月25日 16時