才色兼備.4 ページ20
ドガァッッッ!
あと少し…
Aの唇に触れるという距離で、羌瘣の蹴りが信の顔面をえぐる。
あっという間に吹き飛んだ信を無視して、
飛信隊の面々は、Aの周りに集まった。
尾平 「Aちゃゃゃゃんんッ!!!
生きてたッ!生きて…だ!!よがっだぁぁぁ〜」
昴 「ちょっと尾平さんっ!!
俺の着物で鼻水拭うのやめて下さいっ!!」
松左 「しかも、戻ってきたと思ったら
あっという間に大将首取っちまうなんて…。
よく頑張ったな…A様」
田永 「お前はこんな所じゃ死なねーよ。
…なんせ俺が認めた女だからなッ!」
崇原 「調子に乗るな!…姫が強いのは元からだ」
澤圭 「A様!よくぞご無事で…。
天に感謝を…!!」
沛浪 「泣いて祈るのは、戦が終わってからにしろ。今は目の前にいる姫さんのお祝いだ!」
田有 「よく無事に帰ってきたな…A。
おかえり…」
A 「………みんなっ」
温かく優しい言葉をかけてくれる皆…。
よく見ると傷だらけで、怪我もひどい。生き残った数も少ない事に胸痛ませながらも、一時の再会に涙が溢れるAだった。
トンっ…と腰に抱きつく衝撃があり、
目を凝らして見ると、それは羌瘣だった…。
何も話さないが、腰に回してくる力の弱々しさに、彼女にも、寂しい思いをさせてしまったのだと悟った。
A「羌瘣…。ただいま…」
羌瘣の頭を優しく撫でてあげる。
羌瘣 「…………瘣でいい」
A「えっ…?」
羌瘣 「だから!………名前。瘣でいい///」
きっと真っ赤になっている彼女の顔は、あいにく見ることが出来なったが…最初のそっけない態度を思い出すと、彼女が妹のようで可愛くて仕方なかった。
A「ふふふっ…。分かったよ。
瘣、無事で良かった……」
周りの飛信隊のメンバーも、まさかあの羌瘣がこんなにも態度が変わるとは…と驚きを隠せない。
信 「おいィッ!!!…誰か俺の心配もしろッ!」
蹴り飛ばされた信の叫び声で、
皆笑いあった。
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愛羅(プロフ) - こちらこそよろしくお願いいたします。 (2020年10月2日 19時) (レス) id: 2129d10c64 (このIDを非表示/違反報告)
09kokoa(プロフ) - 愛羅さん» いえいえ!変なミスばっかりでお恥ずかしいです。速さだけは頑張ろうと思ってるので、よろしくお願いします! (2020年10月2日 18時) (レス) id: d89cc95811 (このIDを非表示/違反報告)
愛羅(プロフ) - 変更ありがとうございます。コメントして、直ぐに対応してくださったなんて、感激です。 (2020年10月2日 17時) (レス) id: 2129d10c64 (このIDを非表示/違反報告)
09kokoa(プロフ) - 愛羅さん» 愛羅さん。教えて頂き、ありがとうございます!さっそく修正しました。素敵と思って頂きありがとうございます。ご要望あればどしどし下さい〜! (2020年10月2日 17時) (レス) id: d89cc95811 (このIDを非表示/違反報告)
愛羅(プロフ) - コメント失礼致します。41ページ目の蒙恬からのプロポーズの名前変換が上手くいきませんでした。このお話の描写や、ストーリー展観等とても素晴らしいと思って、読ませていただいています。私個人の我儘なお願いではありますが、変更宜しくお願い致します。 (2020年10月2日 17時) (レス) id: 2129d10c64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:09kokoa | 作成日時:2020年8月25日 16時