最強から好きって言われた。２【五条悟】

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五条side
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硝｢…遅かったな五条。いつもは午前中には終わらせる筈だが…もう夕方だ。｣

五｢考え事してたら…逃げられちゃって｣

硝｢一応聞くが…ちゃんと祓っただろうな？｣

五｢…それ僕に言ってる？｣

硝｢ハァ…。Aも相当元気が無かったぞ。ずっと上の空だし真希にも1本取られてた。…お前ら何かあったのか？｣

五｢…っ、いや別に｣








硝｢無理には聞かないが…、早めに解決しとかないと、また逃げられてもおかしくないぞ。｣


五｢…そんなの、わかってる。｣







硝子は煙草に火をつけながら解剖室へ向かっていった。









________僕は、Aが好きなんだ…。









こんな事初めてで、何が正解なのか皆目見当もつかない。









五｢……謝らなきゃ…｣









僕が焦って放った言葉でAを悩ませているのだとしたら、すぐにでも謝りたい。








Aの残りの人生が今まで以上に幸せになるように。









(…こんな事信じたくないけど)









涙は傑を殺した時に流し果てたはずだったのに。









(…あー、泣きそ。)









28にもなって、昔の '' 俺 '' と何も変わらない。









ただ、Aが好きだという事しか分からないという事だけが分かった。

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