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――――――



ベキ、バキ、




鈍い音が響く。









呪霊は無事祓い終えた。









_______術式、如月。

対象を雑巾絞りしたように捻じることが出来る。









これも私の月下彩様術のうちの一つ。









ふぅ、とため息をつきながら某テレビ局を出ると、


夏油くんがスマホをもって、おーいとこちらに手を振った。









夏「Aが祓っている間、近くに1級呪霊が現れてね、お陰でしっかり取り込めたよ。」









なんてニコニコ話す夏油くん。


私は知ってる、呪霊操術ってすっごくまずい味のする塊を飲んで呪霊を自分のものにするんでしょう?









でも、夏油くんは表に出さない。


夏油くんらしいって言ったらそうなんだけど。









『そっか!』









私も笑顔で返す。









夏油くんが探してくれたファミレスに入り、

私たちはメニュー表をながめて、

それぞれ注文を終えた。









夏「それで、相談って?」



『…あのね、






________特級にならないかって言われたの』









夏「え、は、特級…?


Aならありえない話ではないけど、まさか…」








夏油くんは目をぱちぱちしながらこちらを見る。









『ならないですって言ったよ。任務の量もすごい増えるって聞いたし、私は学生生活も大切にしたいからね。こーゆー時間とか?』







夏「特級推薦を蹴るなんてね…おかしな話だ」







夏油くんはケラケラ笑っている。

確かに珍しい話なのかもしれない。

みんな特級になりたくて、呪術師として頑張ってるのかもしれないのに。

私は贅沢者かもしれない。









でも、私は









_________皆ともっと仲良くなって、休みの日には出かけて、ふざけ合って、笑いあって。







出来るだけそんな毎日を過ごしたいんだ。









だって、









『…私、25歳になったら死ぬんだ〜。』









ハハッと笑いながら言うと、



夏油くんはまた目をぱちくりさせた。









夏油くんは驚いてばっかだなあ。

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花音(プロフ) - 麗さん» すみません!他の作品とごっちゃになっちゃいました汗!星野でお願いします( > < ) (2021年3月19日 13時) (レス) id: 3990a49577 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 1ページ 設定の名字と 御三家では~ の後で名字が違うのは理由があるのでしょうか? それとも誤字なのでしょうか? (2021年2月19日 1時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
しばいぬ(プロフ) - すっごい五条さんなんか可愛い……!!凄いわかりやすい文で読んでて楽しかったです!!絵とても上手ですね…!! (2021年2月14日 8時) (レス) id: 8b10c27942 (このIDを非表示/違反報告)
花音(プロフ) - 天さん» 有難うございます!励みになります( > < ) (2021年1月17日 20時) (レス) id: 3990a49577 (このIDを非表示/違反報告)
- めっっっちゃ好きです (2021年1月17日 19時) (レス) id: 323c2d6c78 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花音 | 作成日時:2021年1月16日 18時

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