その7っ悪魔の罠？何それ痛い ページ7
カッと目も眩むような
真っ白の世界にギュッと目を
つぶる私、気づけば肌の圧迫感は
無くなっていて、何があったかと
目を開くも視界がまだパチパチしてる…
｢A！！大丈夫かっ｣
あ、お父さんの声だぁ…っ
赤ちゃんみたいに手を伸ばすとギュッと
抱きしめられた
｢うえぇ…！あれ何ぃ！！？｣
ようやく視界が慣れてお父さんにすがり付きながら
隅に縮こまっている真っ黒い触手を指差す
｢悪魔の罠だ｣
なんだって？厨二病かな？？
ｱｯ凄い睨まれた、ゴメンネ
｢悪魔の罠？その名前考えた人結構痛い人だね！｣
｢黙ってろ、この生物は湿気と暗闇を好むから
ここで研究してたんだが…、今ので結構弱って
しまったな、とんだ誤算だ…｣
セブルスお父さんがスッと杖を振ると瓶にまた
詰められる触手、ふと他の生物達を見ると
なんだか弱っているみたい…さっきの強い明かりで
グダッてなってる…
｢チッ…、殆どダメだなこれは…｣
面倒そうに舌打ちする音にビクリと肩をはねらせた
凄い罪悪感…、謝らなきゃとモジモジするも
なんだか恥ずかしくて言えそうにない
｢どうすべきか…。まあそこまで入手困難な生き物でも
無いから再び手に入れるのも難しくは無いだろう…｣
ブツブツと打開策を考えるお父さんに
更にズシンとのしかかる罪の意識
｢あっ！の…｣
決心して顔を見上げるも言葉がつっかえて
出て来ない…、うぅ、どうしよ、どうしよ…！
｢あぁ、Aは向こうへ行って
大人しく待っていなさい、大人しく、な｣
ぴしゃり、と言われ私はトボトボと居間に戻り
ソファに座って白蛇を撫でた
｢何カアッタノカ？｣
｢んんぅ…、言うなればAが触手プレイされて、お父さんが少し機嫌が悪い…｣
｢チョット何言ッテルカ分カンナイゾ…｣
白蛇は何を困惑しているのかキョドキョドと
目を動かした、何故伝わらないっ！
どう伝えようかと内心格闘しているとお父さんの
重いため息が聞こえ、こちらにやって来た
｢ふむ…｣
｢あ！あの！！お父さん…｣
｢ん、なんだ？A｣
私は口をパクパク動かして、そしてようやく
声を出した
｢ご、ごめ、んなさい…｣
｢…は？｣
お父さんはキョトンと私を見て、暫く考えたあと
あぁ、と声を出した
｢確かに許可無くあの部屋に入ったのは褒められた
ものではないな｣
｢ごめんなさ…｣
｢だが、まあ運良く近い内に調達できるものばかり
だからな、そんなに謝るな｣
笑顔では無いにしろその顔は優しげで頭を撫でてくれた
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レモン(プロフ) - はじめまして、すごく面白かったです！続きが気になります！ (2018年12月8日 0時) (
レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
カノン♭(プロフ) - カイナさん» 心躍る嬉しいお言葉です！！一度執筆を開始した身、なんとか時間を見つけこの週末に執筆したいと思います！！！ (2018年8月25日 13時) (レス) id: ac2788321e (このIDを非表示/違反報告)
カノン♭(プロフ) - Teke Raさん» お待たせしてしまい申し訳ございません！とても嬉しいお言葉ありがとうございます！了解しました、この週末、時間を見つけ執筆致します！！！！ (2018年8月25日 13時) (レス) id: ac2788321e (このIDを非表示/違反報告)
カイナ - 更新してくれませんか？ (2018年8月17日 21時) (レス) id: 1b390c81ea (このIDを非表示/違反報告)
Teke Ra(プロフ) - すいません！！帰って来てください！！この後の展開が物凄く気になります！！更新再開して欲しいです！！ (2017年9月9日 20時) (レス) id: 8ce3839a41 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カノン♭ | 作成日時：2015年7月25日 23時
