その5っ留守番 ページ5
｢では留守を頼んだぞ｣
｢はーい｣
｢誰が来てもドアを開けるな｣
｢はーい｣
｢姿を見せるな｣
｢はーい｣
｢決して魔法は使わないように｣
｢はーい！｣
｢あと、珍しいからってなんでも触らないように！｣
｢はーい！！｣
｢…本当に大丈夫か？｣
留守番の約束事をお父さんと確認していると
失礼な事を言ってきた
｢Aだって13歳だよ！
一人で留守番ぐらい楽勝だし！！｣
｢にわかには信じられんな……｣
｢んな！？｣
疑いの眼差しに貫かれて私のハートは
既にボロボロだよ！！！
｢まあ、すぐ帰ってくるから大人しく
しているんだぞ。いいな？｣
｢うん！分かった！！｣
お父さんはポンポンッと優しく頭を撫でて
暖炉の中に入り、いつもの静かな声で言った
｢ノクターン横丁｣
ボウッとエメラルドの炎に包まれ
セブルスお父さんは買い物に向かった
｢お留守番イエーイ！！！！｣
特にやる事は無いけどお留守番という未知の
興奮にそこらへんをバタバタ走り回った
｢A、オチツケ…｣
｢やだー！！！｣
白蛇の言葉もガン無視でブーンと両手を
広げ走り回っていると
｢うるさいよA｣
グイッとトム君に襟首を掴まれ
ソファに投げ捨てられる私
｢ぉふっ！！｣
｢留守番ぐらいまともにできないのかい？
とんだダメ孫だね｣
｢スミマセン…｣
トム君の蔑んだ目に睨まれ
大人しくソファに座る私
｢そこに座って、今ジュース出すから｣
｢はーい…｣
白蛇の頭を撫でながら、お爺様が出してくれた
ジュースを飲み、落ち着いたところで私は
すとんっ、とソファからおりた
｢ちょっと冒険してくるー！｣
｢羽目外しすぎちゃダメだよ｣
｢分かってるー｣
訪ねて来た事のない家は色々珍しい、
私はのんびり歩きながらお父さんの部屋を
物色し始めたのであった
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レモン(プロフ) - はじめまして、すごく面白かったです！続きが気になります！ (2018年12月8日 0時) (
レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
カノン♭(プロフ) - カイナさん» 心躍る嬉しいお言葉です！！一度執筆を開始した身、なんとか時間を見つけこの週末に執筆したいと思います！！！ (2018年8月25日 13時) (レス) id: ac2788321e (このIDを非表示/違反報告)
カノン♭(プロフ) - Teke Raさん» お待たせしてしまい申し訳ございません！とても嬉しいお言葉ありがとうございます！了解しました、この週末、時間を見つけ執筆致します！！！！ (2018年8月25日 13時) (レス) id: ac2788321e (このIDを非表示/違反報告)
カイナ - 更新してくれませんか？ (2018年8月17日 21時) (レス) id: 1b390c81ea (このIDを非表示/違反報告)
Teke Ra(プロフ) - すいません！！帰って来てください！！この後の展開が物凄く気になります！！更新再開して欲しいです！！ (2017年9月9日 20時) (レス) id: 8ce3839a41 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カノン♭ | 作成日時：2015年7月25日 23時
