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「柊生君が好き、付き合ってください」
うわあ、告白されてんじゃん…
しかも、学年でも指折りの超可愛い子。
二人にバレないように、体育館の影に身を潜める。
「んと、え〜と………」
「私じゃダメかな?」
「…うん。ごめん。」
「…そっか。わかったありがとう」
あ、やばい女の子こっち向かってくる。
私も玄関に戻らなきゃ。
「ごめん、遅くなった。」
そういってる柊生の顔には
いつもの明るさはなくって、
一緒に帰ってても会話も思うように弾まなくて
気づいたら二人とも無言でひたすら歩いてた。
「…………あ、雨」
夕立が通り過ぎるまでの間、
バス停の屋根の下で雨宿りすることにした。
「柊生テンション低くない?なんかあった?」
「いや、別に低くねえし何もないけど」
「嘘だあ」
「なんだよ」
「もういい」
あんな可愛い子でも振られるんだもん、
私なんか100%可能性ないじゃん。
わかっててもやっぱり落ち込むし、
なんだか何も話してくれない柊生に
少しイライラもしてしまった。
「何、お前怒ってんの?俺なんかした?」
「私なんかと帰ってて楽しい?
もっと可愛い子といればいいじゃん」
「可愛い子ってなんだよ」
「さっきみたいな…」
「…聞いてたのかよ」
「…」
最悪。
盗み聞きしてたのバレちゃったし、
変にあたり強くしちゃったし、何してんだろ私。
私たちの間にはまた沈黙が流れ始めたけど、
それと裏腹に雨の音は酷くなっていく。
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r__(プロフ) - コメント失礼します!とてもおもしろい作品です!続きがすんごい気になるので更新お待ちしております! (2022年5月23日 20時) (レス) @page8 id: 97855342f2 (このIDを非表示/違反報告)
じゃこてん//(プロフ) - かえでさん» わざわざコメントほんとうにありがとうございます。泣 励みになります。これからまたゆっくり更新していこうと思っています!これからもお付き合いいただけたら嬉しいです! (2019年1月26日 23時) (レス) id: 913f1b9fc9 (このIDを非表示/違反報告)
じゃこてん//(プロフ) - まひろ//さん» ありがとうございます…最近忙しくて停滞気味でしたが、とても励みになりました。泣 これからまたゆっくり更新していきますので、よければお付き合いください! (2019年1月26日 23時) (レス) id: 913f1b9fc9 (このIDを非表示/違反報告)
かえで(プロフ) - 更新待ってます! (2019年1月7日 15時) (レス) id: 0388812561 (このIDを非表示/違反報告)
まひろ//(プロフ) - 最高です!更新楽しみにしてます! (2018年12月27日 20時) (レス) id: 14dc00949d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:✩ | 作成日時:2018年10月20日 19時