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「俺は…別れない」
危うさを含んだその声に顔を覆っていた手を話し、しかし見られないように俯いたままフルフルと小さく頭を振る
「だめ、だよ…もう一緒にいられない」
「絶対嫌だ！！」
「悟くん」
嗜めるように名前を呼ぶ
「最後までいい彼女でいられなくてごめんなさい…」
ゆっくりと涙で汚れた顔を上げ悟くんと目を合わせると、やはり見とれる程綺麗な瞳がそこにあった
「大丈夫…きっと悟くんが本当に安らげると思える人と出逢えるはずだから。私にとって悟くんがそうだったように、全部あげたいと…全部欲しいと思える人が
ばいばい、悟くん」
大好きだったよ
悟くんとお別れをした後どうやって自宅に帰ったかは酷く曖昧だった
ただ、最後に見た傷付いた悟くんの顔だけははっきりと頭に焼き付いて離れない
愛した人を傷付けてまで、私は何がしたかったのだろう
あんな顔をさせてしまうなら
最初から、出会うのはべきではなかったのかもしれない
後悔は残る
しかし、ただ気付いてしまった自分の気持ちに知らん振り出来るほど大人になれなかったのだ
こんな歪んだ気持ちを孕んだまま傍に居続けることはできない
「…誰か」
誰でもいい、誰か
彼が全て捧げてもいいと思えるような人と出逢えますように
どこかにいるのなら、どうか
切に願った
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√ - わー！めっちゃすきです！ (2021年3月13日 19時) (
レス) id: c890e5f159 (このIDを非表示/違反報告)
かのん(プロフ) - 舳さん» 嬉しいっ！！ありがとうございます！(´▽｀) (2021年2月25日 19時) (レス) id: 9c488eb26d (このIDを非表示/違反報告)
舳(プロフ) - しんどい…語彙力失いましたとても好きですありがとうございますヽ(；▽；) (2021年2月24日 19時) (レス) id: 1f83f3c66d (このIDを非表示/違反報告)
神無月(プロフ) - かのんさん» かのんさんの欲望の塊を楽しみにしてます((( ･`ω･´)ｷﾘｯ (2021年2月21日 15時) (レス) id: 27e0c87bdc (このIDを非表示/違反報告)
かのん(プロフ) - 神無月さん» コメントありがとうございます！これからも欲望のまま書きなぐります！(o≧▽゜)o (2021年2月21日 15時) (レス) id: 9c488eb26d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かのん | 作成日時：2021年2月17日 8時
