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「訪ねてみたらびっくり真っ最中！…ってこともあったらしい」
ちょうど３年位前らしいけど、と続けた硝子に幻聴でも勘違いでもないと確信する
３年前…覚えがありすぎる…
『ごめん、少し…気が乗らなくて』
『今日は残業だから会えないなあ』
『少し疲れてて…』
他諸々の理由で全力で避けられてた時期があった…あれは僕の中で魔の３ヶ月間と命名されている
一歩間違えれば完全な破局だった
いや今回もそれに近かったが
人生で初めて食欲がなくなるなんて貴重な経験をしたことを昨日のことのように思い出す
まさかバレるなら未だしも現場を目撃されていたなんて…過去の自分を殴り飛ばしたい
はっ、そういえばその時位から山田太一ご僕の家に私物置かなくなったくない？！
…ひとつ、またひとつと無くなる私物に増す危機感
そんで全部無くなった頃に山田太一はピタリと家に来なくなった
僕が山田太一の家に訪ねる分は特に拒絶されることはなかったので離れていくんじゃないかとドキドキしながら時が経過するのを待ったのを覚えてる
…そして気が付けばいつの間にか元の関係に戻っていて
「はぁあぁーっ」
「その盛大な溜め息は山田太一が吐くものであって、悟がするものじゃないだろ」
「……なんか当たり強くない？」
「アタシは許したつもりないしね…山田太一が許したことに口出しするつもりがないだけで」
「…ま、だろうねー」
山田太一は僕を許す
そればかりか逆に自分のことを責める始末で
硝子に許さないと言われたことに少し安心した自分がいた
…成る程、そういう訳か
僕は唯一山田太一の気配を察知することができない
…それは山田太一の術式によるものだが、まさかここ迄警戒心がザルだったとは…と再び項垂れるしかなかった
となれば自ずと同棲を拒否する理由が分かってきた
「…そういうこと早く教えてくれない？」
「山田太一が辛かったミクロン分でも苦しめば？」
「ちっちゃ！！」
「当然」
…まあ、お蔭でやることはひとつになったか
俺は携帯を取り出し電話を掛けた始めた
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√ - わー！めっちゃすきです！ (2021年3月13日 19時) (
レス) id: c890e5f159 (このIDを非表示/違反報告)
かのん(プロフ) - 舳さん» 嬉しいっ！！ありがとうございます！(´▽｀) (2021年2月25日 19時) (レス) id: 9c488eb26d (このIDを非表示/違反報告)
舳(プロフ) - しんどい…語彙力失いましたとても好きですありがとうございますヽ(；▽；) (2021年2月24日 19時) (レス) id: 1f83f3c66d (このIDを非表示/違反報告)
神無月(プロフ) - かのんさん» かのんさんの欲望の塊を楽しみにしてます((( ･`ω･´)ｷﾘｯ (2021年2月21日 15時) (レス) id: 27e0c87bdc (このIDを非表示/違反報告)
かのん(プロフ) - 神無月さん» コメントありがとうございます！これからも欲望のまま書きなぐります！(o≧▽゜)o (2021年2月21日 15時) (レス) id: 9c488eb26d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かのん | 作成日時：2021年2月17日 8時
