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ててて、と硝子ちゃんの隣に移動しギュウゥっと抱きつくとアルコールの匂いが鼻に付いた

向かい合わせのテーブルに並んで座る私達は端から見ればなんとも奇妙な光景であろう

まあ、他にも酔った人達が多いためそこまで悪目立ちはしないのだが



「私も今日はお酒飲んじゃおうかな!」

「ホント?じゃあ飲み比べでもしちゃう?」

「しちゃうしちゃうっ」


すみません焼酎ロックでーっ、と直ぐ様店員に声を掛ける私に硝子ちゃんは「…まじで?」と口を引きつらせる

恐らく了承すると思いもしなかったのであろう


悟くんは下戸のためよく食事は行っていたがアルコールを摂取する機会は殆どなかった

私はというと家で気分が向けば嗜む程度

酔うまで飲んだことはなく、自分が強いのか弱いのかも知らない





結果、















「えー!!硝子ちゃんもう帰っちゃうのぉ?!」

「……ああ」

「やだやだ、もうちょっと一緒に居ようよーっ」



アタシは何だこの酔っぱらいは、と至近距離で纏まりつく山田太一の頭を見下ろす


山田太一が酔ってるところ初めて見たな…

最近色々な事が重なっていたこともあって本人も気が付かない内に心労が溜まってたんだろうな


まだ余裕があるアタシは目の前のコップに入っている酒を一度に飲み干す

もう少し付き合ってやりたいたころだけど、まだ仕事が残っているためそろそろ高専に戻らないといけない

だが、ここで問題がひとつ



「硝子ちゃん本当に学校に戻っちゃうの?」



この酔っ払いだ

情けなく眉を下げ、涙目になりこちらを見上げる庇護欲そそるその様は女の自分でも何かこうくるものがある


「しょうがないさ…明日は明日の仕事がある。山田太一、迎えに来てくれそうな人はいるか?」

「はぁい…私はダイジョブだよー!硝子ちゃん今日は話し聞いてくれてありがとうねえ」



ダイジョブくない


絶対大丈夫じゃないことだけは分かる

このまま1人返すのは危険この上ない



(1人)の家はこの居酒屋から距離があるので、距離的に一緒に高専に戻るのが得策であろう

急な泊まり込みに備えて日用品は一通り置いてあるだろうし部屋にも空きがある


運が良ければ伊地知や他の職員が居て家まで送ってくれるかもしれないしな、と結論に至った


「じゃあ一緒に高専に戻ろう」

「うん!行くのーっ」



これは1人でいれば確実にお持ち帰りされるやつだ

決して自分から離れないように、とその手を握り締めた

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- わー!めっちゃすきです! (2021年3月13日 19時) (レス) id: c890e5f159 (このIDを非表示/違反報告)
かのん(プロフ) - 舳さん» 嬉しいっ!!ありがとうございます!(´▽`) (2021年2月25日 19時) (レス) id: 9c488eb26d (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - しんどい…語彙力失いましたとても好きですありがとうございますヽ(;▽;) (2021年2月24日 19時) (レス) id: 1f83f3c66d (このIDを非表示/違反報告)
神無月(プロフ) - かのんさん» かのんさんの欲望の塊を楽しみにしてます((( ・`ω・´)キリッ (2021年2月21日 15時) (レス) id: 27e0c87bdc (このIDを非表示/違反報告)
かのん(プロフ) - 神無月さん» コメントありがとうございます!これからも欲望のまま書きなぐります!(o≧▽゜)o (2021年2月21日 15時) (レス) id: 9c488eb26d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かのん | 作成日時:2021年2月17日 8時

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