推しは推しと云う概念だからこそ推しと呼ぶのだ【妖怪ウォッチシャドウサイド,ツイステ】

EPISODE・1 - 22『今の自分』 ページ30

「あ、俺の名前は“有星 アキノリ”って言います！
この神社は俺の実家なんですよ！」

オルト「『有星アキノリ』…？
その名前って…。」

……？
オルトくん、どうしたんだろう。

「私は“姫乃 アヤメ”です！よろしくお願いします！」

グリム「Aと違って礼儀正しいんだゾ。」

『おいモンドマルシェ家を敵に回したな？私令嬢だぞ？
由緒正しき家系の跡継ぎだぞ？得意科目は実践魔法だぞ？水に溺れたいのか？』

グリム「ナンデモナインダゾーーーーッ！」

棒読みで大声とは…センスあるよ、君。
…あれ、なんかアヤメちゃんキラキラおめめでこっち見てない？


アヤメ「『実践魔法』…？魔法が使えるんですか…!？」

イデア「ひぃぃぃッ！陽中の陽キャッ！」

ありゃりゃ、イデア先輩がオルトくんの後ろに隠れちゃった。
アヤメちゃんのスーパーライト(凄い光)に殺られたのか…。

ユウ「俺は使えないんだけどね。」

若干(じゃっかん)自傷気味で言うユウくん。
…やっぱり、気になるのかな。“自分はみんなと違う”から…って。
………。


『─魔法使えなくても、リドル先輩のオーバーブロット止めたのはユウくんだし。
ちゃんとみんなに指示出来てたじゃん。それだけでも凄いよ。
私、ユウくんがいて良かったって思ってる。
じゃないと、勝てなかったもん。リドル先輩オーバーブロットしたままだったもん。

ケイト先輩も、“トレイ”先輩も。
“エース”くんも“デュース”くんも。
みんな、ユウくんがいたから無事だったんだよ。
……ありがとね！』


ユウ「ッ…A…。

……なんか、最初出会ったときと雰囲気変わったね。」

そうなんだろうか。
自分では変わった自覚ないのだけど…。

グリム「確かに解るんだゾ。
最初の頃のAは、「1人でいたい、近寄らないで」「君、弱いね」みたいな感じだったんだゾ！」

あーーーー……。
言われてみれば…そうだった…かも。


ずっと、1人で我が道を通っていた。
なるべく自分を明かさないように。バレないように。
［サイコパス］なんて、そんなのみんなに知られたら嫌がらせとか多くなるし。


…でも。
ナイトレイブンカレッジは違った。


だって、そこは……。





“ヴィラン”多めの学園だったから。

EPISODE・1 - 23『急募 ヴィランとは』→←EPISODE・1 - 21『広がる垂れたもの』

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