転生した幻王様と剣武魔神！ｰ特別集Ⅱｰ (ページ9)

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SABU ⅤⅩⅧ：懐かしき夢 EpⅠ ページ9

卒香様！またもやリクエストありがとうございます！
えっと…今、ちょっとエラーでコメントが表示されていないので母のケータイで見ました。
だからコメントのお返しはここでします。

さて、今回の話ですが、
[考えてたのと違うなぁ…]とか思っていたらコメント欄(母のケータイで見ます)か私のマイページに書いてもらえたらなと想います。
すぐに直しますので！

では！

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～白虎の部屋～

ガチャ

ユミ「んぁーーー、ねっむいわ。」

白虎「いや今何時だと思ってんだよ。」

玄武「どうせまた寝過ごしたんだろう？」

ユミ「まぁー、そんな感じ？」

ユミ「懐かしい夢、見たんだよなー。」

朱雀「夢？」

ユミ「なんでもないない。」

私が幻王として認められる前、いいや、

まだ幻王の子として知る前の夢を見た…なんて、
懐かしいな…。

～回想～

時は数万年程前。

私が妖怪として生まれた頃。

あの時は、私が幻王の子と知る前だったな。
だからまだ、幻王になる前。

～幻王宮殿～

暁『おとうさま！』

私は、幻王の子として知る前は、普通の妖怪として育てられていた。

先代幻王『……。』

だけど、その時も先代は私に気を向けてくれなかった。
当然と言えば当然か。
先代は私の事を、認めてはくれなかったからな。

私が妖怪と思っていた時、友達はいた。
少ないが、大切な友達だった。

だけど…。

とある日。

先代幻王『お前は幻王の子だ、普通の妖怪とは違う。』

先代幻王『幻王としての誇りを持たぬなら、普通の妖怪とはじゃれ会うな。』

私が、幻王の子だと教えられた。

その時からだった。

友達だった妖怪達も、背を向け。
話しかけすらしなくなった。

話しかけても…。

妖怪『母さんが、お前とは付き合うなって。』

妖怪2『幻王様の子供？怖いから、近付かないで！』

私から、離れていくだけだった。

先代も、誰も。

私とは距離を置いていった。

その時から、私は独りだった。

先代は、私に接する際、どんどん厳しくなって、
私は大きな力を抱え込んで、

もう、何もかもどうでも良くなったさ。

そうして、しばらく経ち、

私は幻王宮殿の庭にいた。

庭から見える空が好きだった。

そして、丁度そこで幻魔・お松とすれ違った。

お松『暁様…？この様な場所にいますと、風邪を引きますよ？』

唯一だった。

唯一、お松が私の事をわかってくれていた。