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「お先に失礼しまーす！」
休憩室を出ようとすると、
「今日も見にいくん？」
バイトリーダーの大吾さんが、スマホをから顔を上げて呆れたようにきいてくる。
「はい！新曲披露なんです！」
「いや、知らんけど」
「じゃーお先でーす！」
バイト先のファミレスを飛び出し、私は隣町の駅へ向かう。
今日のストリートライブは19時から。
「次回は、新曲やるから絶対来てな」
照れくさそうにはにかむ金髪の彼を思い出して、鼓動が高鳴る。
私の大好きなその人は、メジャーデビュー前のソロストリートミュージシャン。
ギター1本と甘い声で奏でる音楽に、
そして、彼自身に、
私は恋をしている。
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みぃ - N.Dormitory から読んでました！面白かったです！ (2019年9月6日 22時) (
レス) id: 5f0045d6aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華音 | 作成日時：2019年4月7日 21時
