86.眠れない夜の葛藤 ページ36
たくさんの人の自主練を見て回って、最終日、合宿中1番忙しかったかもしれない、と布団に入って一息ついた私は、昼間寝ていたせいでまたもや眠れなかった。
いや、私の生活サイクルこれだけで狂う？今日寝てたのはあくまでも昨日寝れなかった分の補充じゃないの？
そして、またもや寝れないことにため息をついて、仕方がなく携帯を持ってそーっと教室の外に出て、校庭の方まで歩いていった。
夜の学校は、少し怖い。まぁだけど、私たちが寝ている教室から校庭まではすぐだったので、平気だった。
『はぁ〜………』
今度は大きなため息をついて頭を抱えた。
寝れないのはお昼に寝たせいだ、なんてぬかしたが実際は違う。
忙しくて考えないようにしていた、いや考える暇すらなかったため良かったんだ。だけど今は頭があの時のことで埋めつくされている。
『思い出したらまたドキドキしてきた…!!』
あの時握られた手の温もりが鮮明に思い出される。目の前にあった影山くんの顔、瞳、今日起きた保健室の出来事が頭を支配する。
…これじゃあ、ほんとに恋する女の子じゃないか。思い出してキュンキュンするなんて。
私は別に鈍感ではないため、この気持ちに名前をつけようと思えば恋、だと言うことぐらいわかる。し、影山くんももしかしたら…なんてことも思ってしまう。
だけど、私の気持ちを恋と呼ぶのが正しいのかどうか、分からなかった。
『いや、推しへの愛が爆発しきってついにキュンキュンしてしまうようになっただけかもしれない…。その可能性は大いにありうる。だって、今までは陰で見てきたのに沢山話してるんだよ…？そのせいで私の推し力が上昇してもおかしくはない…!!』
校庭で1人、頭を抱える少女がこんなブツブツ何かを言っていたら変なやつだと確実に思われるだろう。だけど、そうでもしてないと平常心を保っていられなかった。
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凛々 - 推しを語る会に入会したいです() (2020年8月21日 7時) (
レス) id: 5544321912 (このIDを非表示/違反報告)
ねうさぎ(プロフ) - リーフィアさん» 赤葦愛が見え隠れしてるよね…飛雄ちゃんの小説なのに…ごめん飛雄ちゃん…←黒尾さんは研磨のお世話しといてください。それを眺めてます (2019年8月26日 23時) (レス) id: 73373523e6 (このIDを非表示/違反報告)
リーフィア(プロフ) - えぇ…えぇ…？あかあちくんにお世話されたい…飛雄ちゃんのお世話したい…黒尾さんはいいです… (2019年8月26日 23時) (レス) id: f1a747b563 (このIDを非表示/違反報告)
ねうさぎ(プロフ) - ロハさん» とっても嬉しいお言葉ありがとうございます！！マイ推しなので私も共感しながら書いてます（笑）頑張ります！ (2019年8月26日 22時) (レス) id: 73373523e6 (このIDを非表示/違反報告)
ロハ(プロフ) - 完全にファン目線な夢主ちゃんに読んでいる途中何度も何度も頷いたりしています！更新、これからも頑張ってください！楽しみにしています！ (2019年8月26日 21時) (レス) id: 1455ac74bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねうさぎ | 作成日時：2019年8月2日 22時
