今日も今日とて推しが尊い 【影山飛雄】

3.推しの後ろ姿ですら尊い ページ3

放課後。






課題なんてしらねぇ、とすっぽかして帰ろうとしていたのだが、推しが職員室に向かうところを見たのでその後ろをついていっているなうです。







…なんであんな髪ツヤッツヤなの？どんなシャンプーとリンス使ってるの？最近はやりのボタニカルってやつ？女子より女子力高いわァ…。






にしても後ろ姿もかっこいいわ…イケメンオーラが出ちゃってるよね、しんど。






今どんな表情して歩いてんだろ。ていうかよく課題のこと覚えてたな影山飛雄くん。そういうの忘れそうなのに。






『ん…？あれ？』






影山飛雄くんは職員室へ行こうとまっすぐ歩かず、曲がり角で曲がって、階段を降りていってしまった。






そーだよね、あの推しが課題のことなんて覚えてるはずないよね。知ってた知ってた。






先「お、羽良。しっかり取りに来たんだな珍しい」







降りていった影山くんを階段の上から覗いていたらそこで運悪く先生が通ってしまい、見つかった。






『最悪。なんで私だけ？』






逃げようとしたが腕を掴まれて逃げられなくなる。






『離せ！セクハラで訴えんぞ！』






先「いやいや、そんな課題やりてぇならやるからよ、職員室来いって」






そんな悪魔の微笑みでこっちを見つめるな！！







これは逃げられないと悟った私は、分かったんで離してください、と言い腕を話してもらう。








私だけ課題を受け取るなんて癪だ。







『影山飛雄くん！！！！！』







私は大声で名前を呼んで階段を駆け下りて、影山飛雄くんを呼びに行った。

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