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苦労度74% ページ27

『赤葦のトスも、すごい綺麗だった。私も赤葦のトスでスパイク打ってみたくなっちゃったよ』



これは赤葦のプレーを見てて本当に感じたこと。



赤「なんか照れるな。見ててとは言ったけどそんな見てくれてたの?」




少しニヤッと表情を変えた赤葦に、私は目線を逸らしてしまった。




『み、見てたよちゃんと。…かっこよかった』




うわぁぁぁ私の口よ、何を言っているんだ、ほら目の前できっと赤葦が困っている…




赤「ごめん、今顔見ないで…」




ちらっと赤葦の方を見ると、腕で顔を隠して夕日の方を向いていた。




ほんのりと見える頬が赤いのは夕日のせいなのか、それとも……。







しばらく、無言の状態が続く。






赤「Aも、私服可愛い。」





腕をおろしてまっすぐと私の目を見る赤葦。




私はその目から逸らすことが出来なかった。




『…バレー関係ないじゃんそれ』




赤「確かに」




おかしくて、2人して笑う。





木「あかーし!」




体育館のドアから木兎先輩の顔がひょっこりと出て、赤葦を呼ぶ声。




赤「…多分このまま今日は自主練だ」



『ほんと、スタミナバカだね。木兎先輩も』



赤「まぁね。でもなんだかんだ言って俺もあの人とバレーできて楽しいから。」




ふっ、と笑う赤葦。




『そうだね、私も同じだ!自主練頑張って』




ばいばいと手を振って木兎先輩の元へ向かう赤葦の背中を見送った。




赤葦が体育館の方に行ったのを確認してから、私は壁によりかかって目をつぶった。




さっきからうるさい心臓の音。




この気持ちを表すのは好きという言葉しかないような気がした。





『私、赤葦のこと…』




り「A〜」



『うわぁ?!』




いきなり名前を呼ばれて驚いてしまう。



そのまま、りりからの冷やかしに応えつつ、帰宅した。

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設定タグ:ハイキュー!! , 赤葦京治 , HQ!!   
作品ジャンル:アニメ
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あかりんご(プロフ) - ねうさぎさん» まじですか、お恥ずかしい...ありがとうございます!お互い頑張りましょうね! (2019年5月15日 22時) (レス) id: 86a4fa65ec (このIDを非表示/違反報告)
ねうさぎ(プロフ) - あかりんごさん» コメントありがとうございます!とても嬉しいです(;_;)あかりんごさんの作品も拝見します!(>ω<) (2019年5月15日 22時) (レス) id: 73373523e6 (このIDを非表示/違反報告)
あかりんご(プロフ) - 初めまして!素敵なお話ですね〜めっちゃ好みです。更新頑張ってください! (2019年5月15日 22時) (レス) id: 86a4fa65ec (このIDを非表示/違反報告)
ねうさぎ(プロフ) - Glimさん» コメントありがとうございます!その言葉がとても励みになります…(;_;)頑張ります! (2019年5月14日 18時) (レス) id: 73373523e6 (このIDを非表示/違反報告)
Glim(プロフ) - この小説めっちゃ大好きデス!更新待ってます!!! (2019年5月14日 14時) (レス) id: f845ec1e4c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ねうさぎ | 作成日時:2019年5月11日 15時

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