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コンコン…
JM「姫様？… 朝食がご用意できてますが」
『ジミナ！ おはよう！ねえ聞いて、今日もあの人こちらを向いていたわ。しかも、ちょっと笑ってた。笑ってくれたのはこれで３回目だわ。』
JM「はいはい、良かったですね。とりあえずご飯食べてくれません？朝食が冷めてしまって、温めなおしたりするの僕なんですよ。そういうの一番めんどくさい。」
『あーあーあーなんか聞こえる。…分かったわよぉ。すぐ行くから。』
JM「さあ！早く着替える！」
『へいへーい。』
今日もあの人はこの塔を見つめてた。…と思うの。
実際は塔がとても高いし少し遠いところにあるから、ばっちり見えたとは言えないんだけど。
あの人は私がこの塔に入った時から、こちらを本殿に向かう廊下から見つめてる。
時刻は午前１０時頃。来ない日もあるけれど。
そして、決まってこちらに向かって小さくお辞儀しているの。
まるで私がここにいることが分かっているかのように。
あーーー。ジミンがこっちをじとーって見てる。．．．見てる見てる。
『行く行く！剛速球で行くから。』
JM「それ言うなら全速力じゃないですかね。」
.
JM「やっとご登場。今日は何にします？」
『んー今日はミルクティーがいいな。』
JM「かしこまりました。」
ジミナは私の側近で、昔から私に仕えてくれてる。仕事としては私の召使みたいな感じになってるけど本当は騎士としてもすごく強くて、弓矢の才能は天下一品。
『ジミナ。今日こそは行ってもいいわよね？』
JM「何言ってるんですか。ダメに決まってます。」
『なんでよ！もう大丈夫よ。この前も見たでしょ？私はもう自分の力をしっかりと扱えるわ。』
JM「そういうことを心配しているんじゃないんです。姫様。力を扱える扱えないの問題ではなく、あなたはこの国の王です。女王なんです！王がのんきに街に遊びに行きたいなんぞ…」
『わぁわぁわぁ---…分かったから。別にいいわよぉ。言ってみただけ。』
JM「…ならいいんです。それに普通に仕事が溜まってますからね。」
『それは今言わないで。いいじゃないちょっとくらい。どうせ私が王だなんて誰も知らないんだから。』
JM「僕は知ってますけど？」
『そりゃそうだ。』
今日も退屈な一日になりそう。
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@mi(プロフ) - ワクワクする内容で続きが気になります😭更新楽しみにしてます！ (2022年1月16日 15時) (
レス) @page49 id: 566a274db8 (このIDを非表示/違反報告)
shiropaka(プロフ) - 茜さん» わぁ！！ᯅ̈՞ ՞茜さまご拝見して頂きありがとうございます。そんな風に思って頂けるなんて感無量でございます！ファンタジー系が私もほんとに大好きでつい入れてしまいました...笑 まだまだ至らない点もありますが、是非楽しんで下さいね！ (2021年11月25日 22時) (レス) id: a3457968ab (このIDを非表示/違反報告)
茜(プロフ) - ファンタジーなお話しが大好きなのでBTSで読めることがとても嬉しく、楽しくて一気に読ませていただきました！続き楽しみにしています！剣を降るジョングク、きっとすごくかっこいいですよね！ (2021年11月25日 13時) (レス) @page25 id: 14d58fc984 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shiropaka | 作成日時：2021年11月23日 18時
