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帰り道〜コムイ(明日、何曜日?) リクエスト! ページ19

「Aちゃん!」

私の名前を呼んだ人は、コムイさん。密かに私が想いを寄せている人でもある。そして、私が下宿している先のお兄さんだ。

私は汽車で学校に通っている。他にも学校の近場に下宿先があったのだが、ここに住む方が安心できるし(お母さんの友達の家だとか…)安いからと言う理由でコムイさんの家に住ませてもらってる

今はちょうど帰って来たところで駅に迎えに来てくれた。(コムイさん曰く、「女の子を1人で夜に歩かせれないでしょ?」とのことだ)

コムイさんの左隣を歩く。私の定位置。

『コムイさん。』
「ん?」
『わざわざ、迎えに来てくれなくても大丈夫ですよ?』

迷惑だろうし…と、自分で言ったけど、ううん。迎えに行くよ。と、言って欲しい自分がいる。矛盾してるなー。私。

「もう!Aちゃん!何回も言ってるでしょ?」
『そうですね。』

そういうと笑顔を向けてくれた(安心できるんだよなー、この笑顔)

「学校、どうだった?」
『…普通でした。』

なんて可愛くないんだろう。好きな人の前ぐらい可愛くなりたい。会話力が…飽きられちゃったかな?

「そっか、そっか。」
『…はい』
「………普通が一番良いよね!」

コムイさんは「今日も平和だね!」とか言いながら腕を上に上げて伸びている

変に気、使わせちゃったかな?(いや、コムイさんなら本気でそう思ってそう)

「今日ね、アレン君が来たんだよ。…」

コムイさんが話を始める。アレンさんは、コムイさんの妹さんのリナリーさんの幼馴染みだ。私は、その話にただ頷いて聞いて、時々質問したりとか…

私が喋らなくても、気にしないで普通でいてくれる。そんなコムイさんが大好きなのだ。

そんなこんなしているうちに、もう家が見えてきた。やだなぁ。別に、家が嫌いなわけじゃない。リナリーさんのことも好きだ。でも、この居心地のいい二人だけの時間が無くなってしまうとなると…いやだ。

コムイさんの歩くスピードが遅くなる。

『コムイさん?』
「少しだけ、遅く帰ろうよ」

どういうことだろうか?でも、二人だけの時間が長くなるなら、なんでもいい。

「明日、何曜日?」
『土曜日です』
「えー。やだなぁ。」
『なんでですか?』
「だってー、明日仕事の締切日なんだもん」

コムイさんらしい。頑張って下さいね仕事。

『私も土曜日嫌いです』

月曜日になったら、また迎えにきてくれるかな?

(本当の理由は、君を迎えに行けないから)
(好きな子とは、長く一緒に居たいでしょ?)

…作者から…(必読!)→←理由(お前だから)



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ozだぁ〜 - もう、みんなかっこいいです!特に神田ユウ様っ!!また読み返します! (2021年4月29日 13時) (レス) id: 23f9dcf647 (このIDを非表示/違反報告)
鈴音(プロフ) - ホント久しぶりーー!!またよろしくねー(*´∀`) (2017年3月6日 22時) (レス) id: 01d6e1d1a3 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ - 桐宮さん» 初めまして!遊びに来て頂けてとても嬉しく思います!!面白いって言ってくれるなんて!!涙が出てきた!笑 これから再開しようと思うのでよろしくです!! (2016年12月28日 20時) (レス) id: d2295ce07c (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ - 鈴音さん» ひさしぶりー!!!!ずっと更新してなくてごめんー!!また再開しようと思うのでよろしくです!! (2016年12月28日 20時) (レス) id: d2295ce07c (このIDを非表示/違反報告)
桐宮 - 初めまして☆ 続きあるんですね?あ、脅しじゃないですよ。これ面白いから、続き読みたいなー。なーんて思ったわけですよっ☆ 頑張って下さい! (2016年12月1日 2時) (レス) id: a7d473c89c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆちろ | 作成日時:2015年3月18日 17時

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