少女と薔薇と蝙蝠さん〜プロローグ〜 (ページ32)

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『あ、昨日のコンソメ残ってるんだった
　これとパンでいっか』

スープを温めて、パン焼いて、バター用意して
後サラダも用意して…

『よし！できた！
　ここまで15分！
　こっちきてから女子力上がったわ〜』

セ「何をぶつぶつ言ってる。
　来たぞ。」

『あ、出来たので今持ってきますね〜』

セ「あぁ」

『はい、どーぞ』

セ「なんだ、まともに料理出来たのか」

『当たり前じゃないですか！
　てか、なんで着てないんですか！！』

セ「着るか、あんなもん。」

『なんで！おじいちゃんに言うよ！』

セ「なぜ校長が絡んでくるのだ」

『だって保護者だもん！
　じゃあ、後で絶対着てくださいね
　まあ、とりあえず食べてください！
　冷めないうちに、どうぞ〜』

セ「、はぁ
　ﾊﾟｸﾓｸﾞﾓｸﾞ」

『どうですか？』

セ「まぁ、そこそこだろう
　これくらい誰でも作れるからな」

『じゃあ、教授は作れるんですかー？』

セ「当たり前だ」

そんな事を話しながら朝ご飯を食べ終えて
リビングで10時のおやつにした。

『そっか、教授は教師になるまで
　ぼっちでしたよね。
　あ、紅茶とクッキーどうぞ。』

セ「あぁ。それよりなんだ、
　そのぼっちとかいうのは」

『えっと、簡単に言うとひとりぼっちって事です
　1人でいる人に対して使うので、非リアとかが
　クリスマスに予定が無いとクリぼっちだとか
　言いますかねー』

セ「我輩のわからない単語を使うで無い。
　こちらは会話を理解するだけで一苦労だ。
　それと非リアとかいう単語の説明をしろ。」
　
『非リアは、リアルが充実して
　いない人のことを指します。
　まぁ、主に恋人がいない人のことですね。
　恋人がいるだけでリアルが
　充実しているとは限りませんが、
　そう思う人が多いんじゃ無いですか？』

セ「では貴様は非リアという分類になるのか」

『違いますよ！
　私は、教授がいるこの世界にいるだけで
　リアルが充実しまくってますから！
　だって教授と朝ご飯ですよ！
　充実でしかないです♡』

セ「貴様のいた世界の単語は難しすぎる」

『あー、そうみたいですねー
　文字も３種類ありますし、同じ文字でも
　読み方違ったりするし、国民でも読めないの
　とかありますもん！』

セ「文字が3種類…？」

あ、フリーズしてる。
かわよ♡