【Selly】悪口の端っこは私の居たい場所 (ページ1)

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スカイツリーページ1

「おぉ〜、すごいねぇ」
「あ！ほら！あのエレベーターに乗るんだよ！」

少しの人混みの中、私とsellyはついに今日、スカイツリーデートをしに来ました。
今日こそは登る！と意気込んで来て居ます。

「A、あれで1番上まで行けるの？」
「そうだよ！でももっと上もあるんだよ！」
「すごいねぇ〜」

エレベーターの順番待ちをして、ついに私達の番がきた。
少し大きめのエレベーターに乗ると、中は少し薄暗くてキラキラしていた。

フワッとした感覚が体を走り抜けて、エレベーターは上へ上へと加速していく。

「早いねぇ〜」
「すごいね〜」

グングンと速度を上げていくエレベーター。
これ突き抜けちゃうんじゃない？と思うほど早い。
本当にあっという間についてしまった。

ブーーン。とエレベーターのドアが開くと、そこはまさに絶景としか言いようがない世界が広がっていた。
一緒にエレベーターに乗っていた人達も、うわぁ！と声を上げていたほどだ。

「綺麗ーーー！sellyすごいよー！」
「おぉ〜！いや、高すぎるけどこれ！」

少し壁に寄りながら世界を見下ろすsellyと、前に行きたくて目をキラキラさせる私。
高すぎて人なんて前やしないし、車は蟻のように小さい。