北山さんとyummy!な関係

ツンデレ彼氏 ページ7

リアル設定







「ただいまー」








ガチャってドアが開いた音がしたと思ったら



ひろの眠そうな声がして






リビングに入ってきた









「おかえり、ご飯出来てるよ？」









「あーわり、スタッフさんと食べてきたわ」









「じゃあお風呂はいる？」









「ん、そうする」









ここ最近はこればっかり







ライブ前の準備と、映画の撮影とで忙しく


いつも帰ってくるのは3時とかで



帰ってきたと思ったら

お風呂に入ってすぐ寝ちゃう









ひろのことだから仕事が大事なのは
私もわかってるから







もっと2人でいたい なんて







めんどくさって思われそうで言えない









作ったご飯をラップで包んで


冷蔵庫にしまってると




ひろがお風呂から上がってきた







「もう寝る？」








「いや今日はちょっと台本読んでから寝るから先ベットいってて」









「わかった、映画の撮影は順調？」









「んー、まぁまぁ？」









台本を見たままそう答えるひろ








これ以上邪魔しちゃ悪いと思って

1人で寝室に向かった









「ふぅー」







ベットに横になって

隣を見てもひろはいなくて









最近一緒に抱きしめ合って寝たのはいつ？





一緒にお風呂にはいったのは？









そんなことを考えると




勝手に涙が出てきた









しばらくして少し落ち着いた頃に





ベットがギシっと音を立てた









ひろが来たことが分かって顔を隠しながら

寝たふりをする









少ししたらすぐに隣からスーって



気持ち良さそうな寝息が聞こえてきて




安心した









ひろの方を向くと



ずっと変わらない幼くてかわいい寝顔があって





また涙が出そうになった

＊→←＊

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す