北山さんとyummy!な関係

＊ ページ30

「そ、それはちょっと…「いーから、ほら」







って強引に言ってくるから







「ひ、ひろみつ……さん」






勇気を振り絞って言ってみた







「んー、まぁいっか。できれば さん なしがいいけどねー」








チャ、チャラい…







かわいい顔して

結構、強引なんだ…





でも、ぜっったいモテるだろうなぁ








なんて考えてると








「Aちゃんもよくひとり旅すんの？」








ってきた、…宏光さんが聞いてきた







「はいっ！なんかいい気分転換になるんですよね。」







「あー、分かるわ。なんかすべてを忘れられる感じ？」







「そうっ！その感じが私すっごくハマちゃって」







「…なるほどねー。でも海来るのは初めてなんだ？」








「へっ…？なんで分かるんですかっ！？」







宏光さんってもしかして

エ、エスパー…？








「だって海見ながらあんな目をキラッキラッさせてんだもん。そりゃ初めてなのかなぁって思うよ」








あの時見られてたの！？


恥ずかしすぎるっ…//







赤くなってるであろう顔を隠しながら


宏光さんを見ると




ん？って顔をした宏光さん







「お、お見苦しい姿を…」







って私がボソッと言うと








「いや、かわいかったけど」







真っ直ぐ私の目を見つめながら

そう返してきた宏光さん






っ…//






顔が今にも沸騰しそうなくらいあつい








「ふはは笑 顔あっか」








「ほ、褒められ慣れてないのでっ//！」








「…ふーん」







ってニヤって笑った宏光さんに


心臓がドキってした








「このあとシュノーケリングあるけど、それも初めて？」







「はい。だからすっごく楽しみなんです！」








「そうなんだ、俺も一緒にやっていい？1人より2人の方が楽しいし」







「ぜひ！私も宏光さんがいてくれるなら心強いです」







「じゃあ決まりね」








ーーーーーー


そして私が1番楽しみにしていた

シュノーケリングが始まった








「うわぁ！魚がいっぱい！！」








下を見ると透けている水面から

泳いでる魚たちがたくさん見える







「あっ、Aちゃん！あそこにカクレクマノミいる！」








「へっ？どこですかっ！？」

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