love train (ページ26)

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朝イチでこのテンション

まるで京本さん、、、大我くんと行くことになったのを知っているみたいだ

『おはよ、ななこ笑それがね～、なんか色々あって逆に誘われちゃったの、、、！』

朝の一連の出来事を伝える

「よかったあ～！もう私まで幸せ！」

『ななこだって楽しまないとだよ～』

「分かってるって～、」

『ねえななこ。このこと慎太郎達には、、、』

「言わないって、安心して？」

慎太郎たちに嘘はつきたくないが、想いを寄せられている身としとは何がなんでも言えない

「あ、Aおはよー！俺いろいろ考えてきたんだけど～聞いてくんない？」

みんなといる時は、大我くんのことは考えない

そう決めた

『なになに～！めっちゃ張り切ってるね慎太郎笑』

「やっぱカツ揚げとく？」

『いや意味わかんない笑』

こうしているのが楽だし楽しい。

楽な方を選んでしまう自分はとことんずるい

いつか痛い目みるんじゃないかと心配になる

「海って早めに行かないとクラゲとかでるから7月中に行かない？」

「さすがななこ、」

ななこの発言には必ずと言っていいほど反応する樹。

好意はあからさまなのに

樹が告白しない理由が最近気になる

「じゃあ、終業式の次の日とかどう？」

「俺はいつでも空いてる！てかいつでも空けるし！」

その笑顔の裏に隠された苦悩もあるのだろうか

恋愛は相手の本性がみえなくなる

お互い隠れて、どちらかが見つけようと思うと、どちらかが隠れる

まるでかくれんぼのように

『ジェシーにも聞いてみなきゃね！』

「俺ならいけるよ～」

噂をすれば、、、
というか聞きつけてやって来たかのようだ

『うわっジェシー！なに盗聴でもしてた？』

「AHAHAH！冗談きついって～、たまたま通りかかったらみんなの声聞こえただけ～」

タイミングよく出てくるところからして、盗聴犯間違いなしだろう

「おいジェシー。」

『なんだよ慎太郎。』

神妙な空気が漂う

かと思えば

「おはよう」

『ああ、おはよう ......DAHAHAHA！』

朝からうるさすぎる

そんな彼らをみて、

楽しみだな

なんて思ってしまう私は遂におかしくなってしまったのだろうか。