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安田サイド
輸血が効いたのか、亮の目覚めは意外にも早かった。
先生が輸血を最後まで見届けてくれて、
そのあと部屋に亮を戻したって聞いてすぐ、
他の看護師さんから連絡があって、
亮が目覚めたけどぐずって手がつけられない、
やって 笑
亮「んうぅっ…やぁあっ…ｸﾞｽｯ」
僕がそばに来てもぐずぐずは治らなくて、
必死に手を伸ばすから、抱き上げて膝に座らせて話をした。
変な話、しんどすぎて動けないより、
こうやってちゃんと意思表示できて、
動けてるほうがずっといい。
安「亮ー？痛いとこない？大丈夫なん？
ほら、一旦落ち着こ！僕の質問に答えてー？笑」
亮「しょーちゃんっ…しょーちゃっ…」
安「章ちゃんおるから大丈夫やで〜…
あれ！鼻水すごいやん 笑
よこちょごめん、そこのティッシュとってもらえるー？」
裕「はーい 笑」
“章ちゃんがいいー”ってぐずって
頬に流れる涙もそのままに、
僕に顔を押し付けようとするけど、
泣きすぎて鼻水がえらいことになってるわ 笑
安「ん、お鼻ちーんは？」
亮「…んー…ｽﾞｽﾞｽﾞ」
安「はい、上手
ほら、泣かんよー？」
亮「…ここぉ…いたいぃっ…」
安「ん？…あぁ、そこなぁ(^^;」
痛いって差し出してきたのは、
ついさっきまで輸血の針が入ってた左手。
絆創膏も貼ってあるし、多分ここに針があったことは予想出来とるやろうけど、
今の亮には痛いのが嫌だってことしか頭にないんやんな。
しんどいの我慢して結果的に倒れてしまって、
目が覚めたら処置の後やったら怖いに決まってる。
せやからこうやって僕らに甘えてこようとしてるんやろうし…
亮は甘え上手で、コアラみたいに僕にぴったりくっついて不安だった気持ちをぶつけてくれるから、僕たちも対応しやすい。
甘えてくる子供の対応には慣れてるからな 笑
もう少し年上のお兄さんたちと違って、
甘えてきてくれる亮を思いっきり甘やかすのが、処置後のお決まりになってる。
忠「りょーちゃん、もうだいじょーぶなん？」
安「ほら亮、たっちょんが大丈夫ー？やって」
亮「だいじょぶくない…」
安「あれー？笑
そんなら章ちゃんにどこがダメか教えてー 笑」
“手が痛い”とか“のど渇いた”だとか、
いろいろ挙げながら、大丈夫ではないアピール 笑
怖いことしてしまったんやもん、
最後までこころのケアもしないとな(^^)
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rh?(プロフ) - すみません今ってリクエスト募集されてないですか？この小説今1番好きなんです、、、(T-T) (2018年1月20日 23時) (
レス) id: 6ded627432 (このIDを非表示/違反報告)
みの(プロフ) - 花音さん» なんとも嬉しいお言葉ありがとうございます!!ちゃんと更新できるように頑張ります(^^) (2018年1月16日 14時) (レス) id: 7c61799e2e (このIDを非表示/違反報告)
みの(プロフ) - ユキさん» よかった(^^)ありがとうございます！お願いします(^^) (2018年1月16日 14時) (レス) id: 7c61799e2e (このIDを非表示/違反報告)
花音 - すごい面白いです！大変だと思いますが更新頑張ってください！! (2018年1月13日 18時) (レス) id: bc4267d0c9 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ - 間違えてないですよ〜(*'▽')また機会があればリクエストさせていただきます！ (2018年1月11日 23時) (レス) id: 25f4ed2bde (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みの | 作成日時：2017年11月12日 21時
