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大野サイド
亮が倒れたと聞き、急いで処置室に向かった。
運ばれてきてすぐに状態を確認したけど、
意識を失ってるわりにバイタルは安定していた。
貧血の度合いを知るために採血して、
それを検査に回してもらってる間にCTを撮りにきているところ。
見つけたときには倒れてたみたいだから
状況はわからないけど、倒れ方によっては頭を打ってる可能性もあるから…
小さな亮が寝かされて、大きな機械に入っていくのをガラス窓越しに見つつ、
目の前の画面に写し出される脳の画像を慎重にチェックしていった。
大「……よかった、脳には異常なさそうだね」
安「ですね！よかった…ほんなら戻りましょか」
看「…あの、先生、亮くんのデータです」
脳に影響がないことを確認して、
処置室に戻ろうと亮をストレッチャーに移動させようとしていたところへ、看護師が検査結果の紙を持ってきてくれた。
大「…やっぱり低いね…」
あまりにもヘモグロビンの数値が低く、
そのデータは重度の貧血を示していた。
安「輸血、必要ですかね？」
大「そうだね、ここまで低いと…」
安「…わかりました、準備してきます！」
直接血液を補ってあげる他に方法がない…
意識がないけど、亮には頑張ってもらおう…
慎重にストレッチャーで移動してくると、
ヤスが先に戻って準備してくれていて、
すぐに処置を始めることができた。
…でも、亮の血管は元々細いのに加えて、
何度も点滴を差し換えたりしているおかげでボロボロ。
なんとか採血は出来たけど、もう同じ血管では厳しいし…
安「…左右どっちでいきますか？」
大「どこも刺せそうにないよね…
……ここかな、うん、左手首にしよう」
手首の大きな血管ならまだ刺せる。
意識がないからいいものの、
こんなところに針刺したりしたら痛いよね…
前に意識があるなか亮の手首に点滴刺して
号泣されたことがあったっけ…
大「痛いねぇ…ごめんねー…」
聞こえないだろうけど声をかけながら慎重に針を進めて、無事に入り、輸血のパックをつなげる。
…これが終わったら元気になるからね、
そう強く思いながら、
輸血中に急変しないかを見張りつつ
優しく亮のからだをさすり続けた。
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rh?(プロフ) - すみません今ってリクエスト募集されてないですか？この小説今1番好きなんです、、、(T-T) (2018年1月20日 23時) (
レス) id: 6ded627432 (このIDを非表示/違反報告)
みの(プロフ) - 花音さん» なんとも嬉しいお言葉ありがとうございます!!ちゃんと更新できるように頑張ります(^^) (2018年1月16日 14時) (レス) id: 7c61799e2e (このIDを非表示/違反報告)
みの(プロフ) - ユキさん» よかった(^^)ありがとうございます！お願いします(^^) (2018年1月16日 14時) (レス) id: 7c61799e2e (このIDを非表示/違反報告)
花音 - すごい面白いです！大変だと思いますが更新頑張ってください！! (2018年1月13日 18時) (レス) id: bc4267d0c9 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ - 間違えてないですよ〜(*'▽')また機会があればリクエストさせていただきます！ (2018年1月11日 23時) (レス) id: 25f4ed2bde (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みの | 作成日時：2017年11月12日 21時
