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「、、、」
驚いて固まって言葉が出なかった
、
「、、、ほら、帰ろ」
そんな俺に、ベクはまたいつも通りの笑顔を向けた
また
何もなかったみたいに
、
俺は結局、役には立てないんだ
ベクはいつだって俺たちを支えてくれるのに
俺たちは支えることができない
いや、ベクには支えようとしても支えられる部分が何もない
そう言うのが正しいのかもしれない
何か悩みはあるのか
そんなこと一度も聞こうと思ったことはない
それはつまり
今まで一度もベクの弱さを見たことがないということ
悩みなんて、辛いなんて言葉が浮かばないほど
こいつはいつも笑顔だったんだ
今考えればそんなのおかしいに決まってる
今、せっかく
少しだけ見えたお前なのに
やっぱり何も教えてくれないんだな
頼むから、俺に助けを求めてよ
、
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∞椿∞(プロフ) - 素敵なコメントありがとうございます!腱鞘炎になるくらい読んで頂けるように頑張ります笑 (2020年4月27日 23時) (レス) id: 5e3992829f (このIDを非表示/違反報告)
むむ(プロフ) - 話の書き方がうますぎて!!読む手がとまりません!!応援してます! (2020年4月8日 2時) (レス) id: 760114e7a6 (このIDを非表示/違反報告)
∞椿∞(プロフ) - あいさん» ありがとうございます!少しずつになりますが、もっと気に入ってくださるよう更新していきます! (2020年4月6日 21時) (レス) id: 5e3992829f (このIDを非表示/違反報告)
あい - 続きとても楽しみにしています!これからも頑張ってください。 (2020年4月5日 10時) (レス) id: 17b64cad63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:椿 | 作成日時:2020年3月28日 0時