呪霊祓いに来ただけなのに、疑われるとか聞いてない

周りに呪いがいない理由 ページ10

『あ、あの〜…安室…さん？仕事に戻んなくていいんですか？』

安「あ、はい！！今はお客さんもいないんで大丈夫です！」

『え、じゃあ奥で休んでればいいんじゃ…』

安「あなたともっと話したいと思いまして……」

『……安室さん。そーいうことは好きな人に言わないと勘違いされちゃいますよ…？』

安コ「「へ？」」

『え？』

え？なんか私まずい事言った！！？

なんかコナンくんは職質してくる警察官みたいや顔してこっち見てるし！！

安室さんはなんか失敗した……みたいな顔してるし！！てかなんか安室さん失敗したの！？

あ、このまま話し続けるんだったらそろそろ呪霊に気づかれてもまずいし、呪霊、祓いますか…

ん？今思い出したけどポアロと探偵事務所の周りに呪いがいなかったのって、この二人にくっついてる呪霊がいたからかー…
だから他の呪い達は怖くて近寄れなかったのね…

問題なのは二人に気づかれず、どうやって祓うか…

ここは…スピードが自慢の一反木綿(いったんもめん)にやってもらいますか！

『あ、すみません。お手洗いお借りしても？』

安「あ、はい！そこです」

『どうも』

さすがに二人の前で印を組んで術式を唱えるわけにも行かないので、一旦二人から離れる

ｶﾞﾁｬ

よし

『妖操術…一反木綿』

【およびかィ？主】

『急にごめんね、このドアの向こう側にいる二人にくっついてる呪霊達を祓ってもらいたいの。あ、なるべく二人には気付かれないようにね？』

【お安い御用でさぁ】

『終わったら休んで大丈夫だから』

【了解ぃ〜】

『よし、行こう』

なんか一反木綿と話すのは楽しいなー
お兄ちゃんみたいで好き

念の為、トイレの水を流し、手を洗う
トイレに行ったのになんの音もしないのは不自然だからね！！

ｶﾞﾁｬ

『もどりましたーって、すみません。お邪魔でしたか？』

戻ると二人は真剣な顔で話し合っていた
なんか重要な話でもしてたのかな？

小学生と大人の重要な話って…なんだろ

コ「あ！Aおねえさん！！大丈夫だよ！」

『そう？あ、カフェオレ冷めちゃう。安室さん、ハムサンド頂きます』

安「はい！どうぞ」

ハムサンドを掴み、口に運ぶ

ハムサンドなんて最後に食べたの何時だろな…

『おいしい…！！』

安「そうですか？！嬉しいです！」

お、おお…安室さんに犬の耳としっぽが見える……
私はその後すごいスピードでハムサンドを完食した

めっちゃ美味しかった
今度悟達も連れてこよっかな

自称最強の馬鹿目隠し→←めっちゃ絡んでくる小学生(呪霊付き←

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す