呪霊祓いに来ただけなのに、疑われるとか聞いてない

黒い手帳 ページ39

降谷さんが私に渡したのは、警察手帳みたいな黒い手帳だった

え、何これ

中を見てみると、

「この者の帯刀、及びその刀の使用、非常時の警官への指示を許可する
　
　 公安警察」

と書いてあった



ワァ(真顔


『え、こんなに悪用されそうなもんを私に渡しても大丈夫なんですか？』

降「えぇ。それに、それは今回限りです。呪霊を祓ったらすぐに返していただきます」

『はーい。あ、もしかしたらですけど、もし私が全然呪霊を祓えなかった場合、助っ人呪術師を呼ぶかもしれないんで、そのときはまたよろしくお願いしますね。後眼鏡返してください。』

風「あっ、眼鏡ありがとうございました。助っ人呪術師の件、分かりました。では、よろしくお願いいたします」

『ええ、では』




ｶﾞﾁｬﾝ









風「なんというか…不思議な女性でしたね」


降「あぁ…あの人、Aさんって言ったよな」

風「はい」

降「こないだポアロに来た怪しい女性もAさんって名前なんだが、雰囲気や見た目や声も少し違うんだよな……」

風「それは…」


降「あ、俺がバーボンっていうのをなんで知ってんのか聞くの忘れた」

風「よくそれで公安が務まるな」←

降「それ俺のセリフ！」









Aside

ｶﾞﾁｬﾝ



…ふぅー





終わったァァア！！


面倒くさいの終わったァァア！！



これで少しは家でのんびーりできる！！
やったァァア！！



でもまさかあの安室さんが警察だっていうのにはびっくりしたなぁ


よく見えなかったからはっきりとは分かんないけど、大事な任務の一環なんだろうな、きっと




非術師も非術師で大変だねぇ……

特に米花町では事件も多いし、ストレスとかここらの人たちは溜まってんだろうな




そのせいで私たちの仕事増えんだから本当に迷惑だよね


頼むからマジで呪いとか生まないで楽しく生きてくれよ……









あ、家帰ったらご近所に挨拶にでも行くか





その前にファミ○でなんか買ってって家で食べよ


よーし！！さっさと買って、家でのんびりしよーっと！！




。






。







。







。




…と、思ったのに

「オラァ！！全員動くなｧ！！動いたらぶち殺 すぞ！！」






まじで恨むぞ、米花町

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