呪霊祓いに来ただけなのに、疑われるとか聞いてない

野薔薇ちゃん ページ32

私と恵が悟達のところへ戻ると、高専の制服を着た見覚えのない女の子がいた

野「そんじゃ改めて。釘崎野薔薇。喜べ男子紅一点よ」

伏「(ウザ…)」

悠「俺、虎杖悠仁、仙台から」

伏「伏黒恵」

二人が自己紹介すると、じーっと二人を見つめる野薔薇ちゃん

野「(見るからにイモ臭い……絶対ガキの頃ハナクソ食ってたタイプね。

名前だけって…私偉そうな男って無理。きっと重油まみれのカモメに火をつけたりするんだわ)
私ってつくづく環境に恵まれないのね」

ハァーッとため息をつく野薔薇ちゃん

な、何があったんだ…？

野「…ん？めっちゃ綺麗な女いる！！え、誰？！」

めっちゃ綺麗……？そんなのいた？

野「なんで後ろ振り向くの！？」

『え、私？』

野「そうよ！！」

『あ、紹介が遅れました。神来社Aです。一年と二年の副担やってるよ。よろしくね。』

野「前言撤回。やっぱ恵まれてたわ」

『え』

野「まあいいわ。A先生って呼んでもいい？」

『もちろん！！私も野薔薇って呼ぶね！』

私達がキャッキャッと話していると、恵が口を開いた

伏「これからどっかいくんですか？」

五「フッフッフ…せっかく一年が３人揃ったんだ。しかもその内二人はお上りさんと来てる。

行くでしょ、東京観光」

伏「え」

悠野 パァァァ

野「TDL!TDL行きたい！！」

悠「バッカTDLは千葉だろ！中華街にしよ先生！！」

野「中華街だって横浜だろ！！」

悠「横浜は東京だろ！！」

悠仁……横浜は神奈川県だよ……

五「それでは行き先を発表します」

スッと悟の前に跪く二人

この二人、本当は仲良いでしょ…

五「六本木」




『絶対嘘だよね』ｺｿｯ
伏「はい」ｺｿｯ







『あ、ごめんね。私はここでバイバイだわ』


五悠野「「「えー！？」」」

『野薔薇ちゃんとも会えたし、一旦長期任務先に戻んないと。依頼主との会議もあるしね』

悠「そういえば、A先生の任務先ってどこなの？」

『米花町』

悠野「「ハァァアァア？！」」

野「日本のヨハネスブルグじゃない！！」

『大丈夫！！一応、特級だし！！』

伏「いや、特級関係ないでしょ…」

野「まぁ…気をつけてね」

『ありがと！じゃあ、またね！』

五「連絡してね？」


『りょーかい！！皆も気をつけてね！！』



そう言って私は米花町へと戻る電車に乗り込んだのだった

番外編（リク→←ポップコーンってめっちゃ食べたくなる時ある

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