呪霊祓いに来ただけなのに、疑われるとか聞いてない

虎杖悠仁 ページ24

悟に連れられ、お札が大量に貼ってある部屋に入る

その部屋の真ん中には太い縄で椅子に縛り付けられながら寝ている男の子がいた

この子が、虎杖悠仁……

宿儺の器…か


五「おはよう。今の君はどっち、なのかな？」

虎「アンタ確か……」

五「五条悟。呪術高専で一年を担任してる。んで、こっちは…」

『初めまして、だよね。神来社Aです。呪術高専では一年と二年の副担してます』

虎「呪術……」

ボソッとつぶやいてからハッと何かを思い出したように立ち上がろうとする悠仁

虎「先輩…！！伏黒は！？……あ？なんだよ、コレ…」

しかし立ち上がることは出来なかった

綱で椅子に縛り付けられてるからだ


少し緩めてあげたいんだけど、多分駄目って言われるので何も言わないでおく


五「他人の心配してる場合じゃないよ。虎杖悠仁。君の………………




　 秘匿死刑が決定した」



そこで少し回想に入る

私はそこにいたわけじゃないが、さっき悟からの説明は受けているので大体の流れは分かる



それにしても……呪いを祓うためにあんなきっしょい指を食べるなんて……

恐らくこの子は強くなるんだろうな





五「ってなわけで改めて君、死刑ね」

『こら悟。回想と展開があってないよ』

虎「そこ！？まあ、確かにそうだけど」

『いやいや、これでもがんば…ったんだよ』

虎「少し間があいたのはなんでですか……」

だってあれは頑張ったていうか殺気だして脅しただけだからね……

五「Aの言う通り、僕たちが頑張ったおかげで、死刑は死刑でも執行猶予がついたんだ」

虎「今すぐじゃねえってことか……」

五「そ。1から説明するね。Aーおねがーい」

『言うと思ったよ……はぁ、まあいいや。説明するね。これは君が食べた指と同じモノ。全部で合わせて20個ある』

ポイッ バシュっっ

指を壁に投げつける
壁はへこんだが、指は無事だ

『見ての通り、これは壊せない。封印しようにもどんどん力が強まっているから、封印が追いつかないんだ。

そこで君の出番。君が死ねば、中の宿儺(のろい)も死ぬ。

でも上のお腐れジジ……上司達は臆病ものばっかでね？今すぐに君を殺 せって言ってきたんだ。でも、そんなの勿体ないと思ってね』

虎「勿体ない？」

『うん。両面宿儺の器なんて今後生まれるかどうかさえ分からない。だからこう提言した





【どうせ殺 すなら全ての宿儺を取り込ませてから殺 せばいい】


…ってね』

好きな地獄→←怒らせてはいけない神来社ちゃん

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す