【刀剣乱舞】成り代わりなんて信じたくない (ページ2)

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事故？ページ2

私は事故現場を上から眺めていた

友達､待ってるかな｡
連絡出来なかったな

卒業式すら…出来なかったってことはもしかして私中卒なのでは……

なんて思ってたら声が聞こえた

｢そこの方宜しければですがこちらに来ていただけませんか｣

正直､行く気はなかった

このまま自分がどうなるのか､

怖いのもあったから

｢そのままで居ると地縛霊として留まることになりますよ｡

なので自由になりたければどうぞこちらに…｡｣

『地縛霊か…｡』

悪霊の類になるのは嫌だったので声のする方に行くことにした

｢こちらです｡｣

初めて見る光の円にふわふわと吸い込まれるとそこは見た事ない真っ白な世界が広がっていた

｢来ていただけてよかった｡｣

真っ白な世界に黒のスーツを着た人が1人

｢不慮の事故…と言いますか｡

貴女の寿命はまだまだ長い｡

生きる世界は変わりますが､もう一度生きたいとは思いませんか?｣

この人は何を言っているんだろう?

生き返れないのが当然じゃないか

｢わたくし達の力で､貴女を地上に戻して差し上げますが…

これを実行するには貴女の了承が必要なのです｣

生きる世界が変わるって､
生き返れる…?って

非現実的で戸惑う

『ちょっとよく分からない…んですが』

｢では､Yesのみ答えてください｣

『え､ちょっと待…』

｢貴女は生き返りたい｡

地上の世界に戻りたい､

悪を斬る覚悟がある｣

テンポよくYesを言って気付く

『悪を斬るってなんです!?』

｢おめでとうございます｡あちらに見える扉を開ければ貴女の生きる世界に向かえますよ｣

『無視なんですね…』

悪徳な手口じゃん…

絶対のせられた…｡

黒スーツの人はニコニコと私を見るだけで何も答えない

扉の前まで来ると黒スーツの人が

｢絶対に闇堕ちしてはなりませんよ｡｣

｢人間を斬るのもダメです｣

｢貴女は刀剣………………………なのだから｣

早口で言うのでほぼ私には聞こえなかった

『え?なんて?』

聞き返そうとしたが扉が勝手に開き､

黒スーツの人も真っ白な世界も見えなくなった｡