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スパチャ読みまで終わり、無事配信が終わった。もう0時を回っている。正直寝たいところではあるが・・・ただ、何事か、興味はある。間を取ってベッドで待つことにした。
ベッドに着くとすぐに着信が。
電話か。と思いながら通話に出ると、さっきまで聞いていた声が私に向かって飛んできた。
n「こんちわー」
「こんばんは」
n「今日どうでした?」
「上手でしたよ^^ ありがとうございます。
で、どうしたんです??」
n「あざっす。まあ、区切りってわけでもないんですけど、そろそろ、もうちょい仲良くなりたいなって思って」
「ん??仲良くないですか??」
私としては既にだいぶ仲良しだと思っていたが、思わぬ申し出に少し驚いた。
n「ま、いいんですけどぉ〜、よそよそしくないですか?」
「どこらへんが?」
n「まず敬語じゃん」
「今タメ口じゃん」
n「そぉーじゃなくて〜」
まあ、言わんとしていることはわかりますよ。そりゃ。敬語の中にタメ口を挟むスタイルでも構わないけど、よそよそしいと言われればそのような気もする。
n「Aさんのが年上だし、もういいんじゃないですかね」
「まぁー・・・たしかに」
n「でしょ?決まり!そうしましょう」
「じゃあなるせさんもで。」
n「え。いいの?」
「いいですよ?」
n「ほら、もう戻ってる」
あ。ついクセで・・・なかなかすぐに口調を変えるのは難しい。
『そ、それはそうとして、用事はこれだけ?』
n「んなわけw 今度の金曜飲みいかん?」
『ちょっと小馬鹿にするの何なのw
金曜?ちょっと遅くなるかもだけど大丈夫だよ』
n「うぃーす。じゃまた連絡するわ」
『わかったよー』
n「おつかれっした!」
『はいはーい。お疲れ様。おやすみー』
n「・・・おやすみ」
と言って通話を終える。最後のおやすみは破壊力すごかったなー。・・・明日も仕事だ。寝ます。ベッドだからそのまますぐ就寝できた。
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作者名:カニカニハンマー | 作成日時:2022年6月13日 22時