気付けよ、１３ ページ15
*
イタリアの町を歩き回り、軽く観光気分
普通、暗殺者が真っ昼間からこんな大通りを歩くことなんて殆どない。
貴「あっち面白そうだよ！」
ベ「しし♪行くから慌てんなって」
Aは気になった場所があればくいくいと王子の服の袖を引っ張り笑顔で語りかけてくる
その度に
王子の心臓は
ドクドクと
音を奏でる
顔も
凄く
熱い
心底、Aが好きらしい
*
そして夕方
蒼かった
空は
紅く
黄金色に
染まっていく
Aの綺麗な髪と同じ色。
人気の無い噴水の前で立っているとAが言った
貴「ん〜今日は楽しかったぁ」
初恋の彼奴は、俺から少し距離を取りながら嬉しそうに言う。
王子は「そうだな♪」と答える。
Aは嬉しそうに噴水の水を見つめている。
.........。
初恋のお前は王子の恋に気付いていない。
もしも、俺が好きだと言えば今日みたいな楽しい時間を過ごせなくなるかも知れない。
フラれてしまうかも知れない。
確かに何度かアプーチしたけど、遠回りなやり方だったて自分でも分かってる
Aの場合、ストレートに言わないと伝わらない。
........そんなことずっと前から分かってる
きっと今の関係を壊してしまうかも知れないから、俺はストレートに言えない
フラれるのが怖いから。
でもカエルに言われたことを思い出すと
Aを他の奴に渡す方が
もっと怖いから
俺は噴水をのぞいているAに近付く彼奴も気付いたみたいで王子の方を向く。
何も分かっていないキョトンとした表情
真剣な表情になっている俺に気付いて
Aは不思議そうに見つめてくる
そして俺は.....。
ベ「俺さ
ずっと前からAが好き。
だから王子と付き合って」
初恋のお前に王子の気持ちを伝えた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 62人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
レナ(プロフ) - 麗奈っちさん» 私ですか？わかりました (2015年10月17日 22時) (
レス) id: 71d5a2117c (このIDを非表示/違反報告)
ミルク(プロフ) - りょーかいでーす (2015年10月17日 21時) (レス) id: 179198f090 (このIDを非表示/違反報告)
麗奈っち(プロフ) - レナさん» ミルクさんのボードに行って話しましょうか (2015年10月17日 21時) (レス) id: aff9e6e99e (このIDを非表示/違反報告)
麗奈っち(プロフ) - ミルクさん» じゃあミルクさんのボードに言って話しましょうか (2015年10月17日 21時) (レス) id: aff9e6e99e (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - 私もそれなら大丈夫な気がします！ちょっと、短編にできないので… (2015年10月17日 21時) (レス) id: 71d5a2117c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ミルク | 作成日時：2015年9月3日 16時
