14:部屋がない ページ17
「は、班長…ハア…ハアハア…」
「どうしたんだ?ジョニー。そんなに急いで。」
叫んでいたのは科学班のジョニーだった。
「コムリンが暴走したせいで…ハアハア…教団の大半が…ハア…壊れました…。」
「…だよな。予想はしていたが、やっぱり被害は大きかったな。」
どうやら教団がかなり広く壊れたらしい。
まぁ、壁突き破ってたしな。
うんうん。と頷きながら2人の会話を聞いていた。
ふと、なぜ自分はジョニーに名前を呼ばれたのかが気になったが、考えてもしょうがないので、とりあえず横に置いておくことにした。
「そんでっ…ハアハア…エクソシストたちの部屋は大丈夫だと思ったんですけど…。」
「…けど?」
「一番隅のAの部屋だけアウトでした…。」
「そうか。」
へぇ、Aの部屋がねぇ。災難だな。
…ん?
「…は?」
この人は本当に馬鹿なのか、それともただ人の話を聞いてないだけなのか。
とても反応が遅い。
今までAはこの話を他人事だと思って聞いていたのだ。
「俺の部屋がこわれた…?」
「…ほんと、ごめんな。A。」
「………チッ。」
さて、部屋が壊れた、どうしよう。と考えていたその時、
「じゃ、部屋が直るまでどこで寝るんさ??」
「あ…」
いつの間に来たのか、ラビがひょこっと顔を出して言った。
そんなこと考えてもなかった。
言われてみれば 部屋がないのだ。寝泊まりする場所がない。
部屋がなんとかなるまで一体どこで寝泊まりすればいいのだろう…。
するとコムイが言った。
「あー…出来るだけ早めに新しい部屋作るからその間は誰かの部屋に泊めてもらってくれる?」
…………え?
Aは言葉を失った。
15:Would you come to my room?→←13:威圧
60人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
めありぃぃ - 神田ユウ様ァ〜!! (2021年5月25日 0時) (レス) id: 23f9dcf647 (このIDを非表示/違反報告)
神羽(プロフ) - サキさん» はい!ありがとうございます!頑張ります! (2015年8月15日 7時) (レス) id: 3f0333f850 (このIDを非表示/違反報告)
サキ(プロフ) - 神羽さん» よろしくお願いします! これからも頑張ってください! (2015年8月14日 11時) (レス) id: a63b882efb (このIDを非表示/違反報告)
神羽(プロフ) - サキさん» 本当ですか?!!!いや、ほんと、なんて言ったらいいか…嬉しいです←。サキさん本当にありがとうございます!よろしければこれからも仲良くしてやってくださいw (2015年7月29日 23時) (レス) id: 3f0333f850 (このIDを非表示/違反報告)
サキ(プロフ) - 神羽さん» ワタシも読んでます! 面白いです!頑張ってください! (2015年7月29日 20時) (レス) id: a63b882efb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:神羽 | 作成日時:2015年3月24日 0時