神の手違い？【d!】

30話 ページ30

ut｢…Aちゃん｣

鬱さんが言いたい事は、わかる。

『…鬱さん、助けて下さりありがとうございました。
親の事を話しても良いですよ』

ut｢本当に？｣

『鬱さんは、それを聞きたかったんでしょ？
ここの人達がこんなに優しくしてくださってるのに私が何かを隠すのは、違う気がしてきて…』

ut｢そっか、Aちゃんの口から話す？｣

『私の口から話した方がいいですよね？』

ut｢どっちでもいいよ。僕から話そうか？｣

『…いえ、私が話します。でも、多少鬱さんにも話してもらいたいです。』

ut｢そっか、分かった。じゃあ、会議室にみんな呼んで話そっか。｣

そう言うとインカムでトントンさんにみんなを会議室に呼ぶように声をかけた。

ut｢会議室行こっか。トントンにみんなを呼んでもらってるから｣

『はい！』

ut｢辛くなったら言っていいからね｣

『…はい。魔法使いって、色々あるけど偏見の目がないっていいですね。もっとこういう人達が増えればいいのに』

ut｢そうだね、そしたらAちゃんが傷つくことも減るしね｣

『そうですね。私は、強くなりましたよ？
戦えるようになりましたから』

ut｢そうだね、自分の身を守れるようにはなったみたいだしね｣

『やられっぱなしが嫌だったので』

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