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14話『私の1番難しい任務』 ページ14

『もしもし 中也お兄ちゃん? 今、大丈夫?』

それから私は中也お兄ちゃんが任務の入ってなさそうな時間を見て 電話を掛けた。

「あぁ大丈夫だが 何かあったのか?」

『お兄ちゃんと話した』

「...そうか」

『それで..今日はお兄ちゃんの家に泊まっていい?』

「...」


電話から返答が返ってこない

暫くの間 沈黙が続く。




『あのっ「いいぞ」 ほんと!?』


駄目と言われると思っていたので嬉しくて大きな声を出した。

お兄ちゃんを見ると優しい笑顔を向けてくれている

『明日の任務までには戻るよ』

「明日の任務は俺がするから太宰とゆっくりしろ。
4年ぶりの再開だろ?お互い話したいこもあるだろうし 」

『...ありがとう中也お兄ちゃん』

中也お兄ちゃんはとても優しい...

鬼とか言ってごめんなさい。


「任務が夕方ぐらいに終わるから迎えに行く。
探偵社で待っとけよ」

『分かった』

「じゃあな」

『うん。また明日』


そうして私は電話をきった。

帰ったら中也お兄ちゃんにもたくさん話そう

色々 言ったって私達 兄妹の事を1番思ってくれていたからまた仲良くなったよって。

『中也お兄ちゃん いいよって。
明日の任務は俺がするからゆっくりしろってさ』

「中也の癖に いい事 言ってくれるね」

本当に中也お兄ちゃんには感謝しかない。

こんな面倒な私をいつも見てくれているんだから。



『私さ 何でお兄ちゃんがポートマフィアを抜けたのか知りたい。』

お兄ちゃんと長く居られるならその事を1番最初に教えて?

私の事を面倒と思ってくれててもいいから

私の看病なんてもうしなくていいから


だって お兄ちゃんとこうして話せるのが最後になると思う





だって





私にはお兄ちゃんを処罰する命令が出てるから




そして



それが私の選んだ道だから。








死にたいと思うお兄ちゃんには








唯一の家族の私が殺してあげる






それが私なりの精一杯のお礼。







ーーーーー

※死ネタではありません


但し 作者の心はひねくれ歪んでいるのでHappyendになるかは不明です。

15話『無題』→←13話『お兄ちゃんの家』



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yukinoyado(プロフ) - 和菓子さん» おぉ!!ありがとうございます!!更新頑張りますっ! (2018年5月6日 18時) (レス) id: fcd1afde8b (このIDを非表示/違反報告)
和菓子 - 1話1話、最後のまとめ方が凄い…! 更新待ってますね! (2018年5月3日 20時) (レス) id: de9df62b61 (このIDを非表示/違反報告)
yukinoyado(プロフ) - 夏咲 ゆきあさん» いえいえ。こちらこそありがとうございます! (2018年4月30日 17時) (レス) id: fcd1afde8b (このIDを非表示/違反報告)
夏咲 ゆきあ(プロフ) - twitterではありがとうございました。応援してます。更新頑張ってください! (2018年4月29日 23時) (レス) id: 9c923fb67a (このIDを非表示/違反報告)
yukinoyado(プロフ) - 凛歌さん» ありがとうございます!頑張りますっ!! (2018年4月29日 23時) (レス) id: fcd1afde8b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:yukinoyado | 作成日時:2018年3月31日 13時

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