『過去のお話2』 ページ39
あれから数日後 数週間と過ぎたがAが中也と会う事はなかった。
そして今日、問題が発生した。
「首領!どういうことか説明してもらえますか!」
ポートマフィアの最上階で首領の森鴎外と太宰治は揉めていた。
「本当にごめんね...でも仕方ないのだよ」
「その間、Aはどうするんですか!!」
「Aちゃんは私や紅葉くんが2人で見るから...」
太宰から放たれる殺気に鴎外は困った顔をしながらも申し訳なく太宰に一言一言 告げていた。
「そもそもなんで私が...もっと他にいるでしょう」
「これは太宰君に適任なんだよ...」
「適任って何が」
「それは行ったら分かるから...
帰って来たらAちゃんと太宰君の仕事 3日間の間なしにするから...ね?」
揉めている理由...それは太宰が急遽 出張に行く事になったのだ。それも1週間...今日から。
太宰は何より妹のAが心配で出張をなしにしてもらえないかと頼んでいた。
「その3日間 急に入れるのもなしですよ」
「分かってるよ」
「分かりました。行きます」
納得してないようだがまだ8歳のAでも3日連続で休みが貰えることは無い。だからしっかりと休ませるのと久しぶりに2人で何処かに行こうと思い渋々了承した。
「じゃあ宜し」
鴎外が言い途中だったが太宰は勢いよく扉を閉めた。
そしてそのまま走って幹部執務室に言った。
「Aぁ!!」
『お兄ちゃん!?...どうしたの?』
椅子に座っていたAに太宰は勢いよく抱きついた。
「すまない...今日から1週間 出張に行く事になってしまった」
『お兄ちゃん いないの?』
「うん...」
寂しそうな表情を見せたがAはすぐに笑顔になった。
『がんばって来てね!!』
「あぁ可愛い」
太宰はこの時 思った。
絶対に早く終わらせてすぐに帰ってこようと。
ーーーーーーーーーー
時間は経ち太宰が出張に向かう時になった。
「やっぱりAを1人に出来ないぃぃぃ!!!」
とマフィアの入口でそれも着いていく部下が居る前で又、Aに勢いよく抱きついた。
「太宰幹部 時間が...」
「もう君達だけで行ってきてよ」
「それは...」
太宰の部下の困った顔を見てAはある手を思い付いた。
『お仕事をやらないお兄ちゃんなんて嫌い!』
「分かった行ってくるから!」
『なら好き!じゃあお兄ちゃん行ってらっしゃい』
「うん。行ってくる」
と言って太宰はAに背を向けて歩き出した。
これから1週間 どうなるのか!?
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yukinoyado(プロフ) - 夜叉夜叉さん» ありがとうございます。約束のネバーランド!!今、友達に漫画を貸してもらっているので読みしだい考えさせて頂きます! (2019年2月4日 20時) (レス) id: fcd1afde8b (このIDを非表示/違反報告)
夜叉夜叉(プロフ) - リメイク楽しみにしてます。次回作なんですが、約束のネバーランドの兄妹ものはどうでしょうか? (2019年2月3日 22時) (レス) id: 73edff1dca (このIDを非表示/違反報告)
yukinoyado(プロフ) - 飛鳥さん» コメントありがとうございます。いえいえ...そんな事ありませんよ!私もこんな高い順位取ったの初めてです!! (2018年8月29日 20時) (レス) id: fcd1afde8b (このIDを非表示/違反報告)
飛鳥 - 真面目ですねぇ〜…。私は50位取れればいいくらいですよ…! (2018年8月29日 10時) (レス) id: 4fa29f4293 (このIDを非表示/違反報告)
#harigaya mako*(プロフ) - yukinoyadoさん» 返信ありがとうございますm(__)mはい(*^^*)絶対、見ます(*^▽^*) (2018年8月11日 0時) (レス) id: 509492d3f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:yukinoyado | 作成日時:2018年6月2日 21時